【一日一作プロジェクト】「SENTIR」「AMOR」を作った。夕方から久しぶりにマラガのセルバンテス劇場へ。実はこのチケット、カルメンからのプレゼント。
「2階のバルコニー席(個室席)」
なので、ものすごい贅沢感。本日のプログラムはフラメンコなので客層も元気よし(笑)。「Tomatito」というスペインでは有名なギターリスト率いる
「歌あり、パーカッションあり、ダンスあり」
のフラメンコショー。きゃ〜。バルコニー個室席はマックス4人なので「どんな方とご一緒するのかなぁ」と思っていたら
「フラメンコが大好き!楽しむために来た」
という40代夫婦(笑)。のりのりでよかった。これなら「オーレ!」と掛け声をかけたり、音楽に合わせて体を揺らしても大丈夫そう。
さて。まずはしんみりとスタート。哀愁あるギターの調べにじんわり耳を傾ける。だんだんアップテンポに。パーカッションも加わり、フラメンコフュージョンに。
「リズムがころころと変わる」
のに、みんなついていく。「終わりかな」と思うとパッとリズムを変え、呼吸を一瞬で変えて次の曲に。また「終わりかな」と思うと、絶妙なプレイでトーンを変えて、次のスタイルにつなげていく。
「かっこええ〜」
ダンサーも男性独特の「キレッキレの動き」で、目が離せない。空気を切り裂くように、かかと、つま先、両手、体中を使ってリズムを刻む。なんというスピード感。
「オーレ!」「グアポ!」「ハサ〜」
観客もノリノリ。フラメンコ人気は、アンダルシアでは本当に根強い。老いも若きも燃え上がる〜。こんなにも愛されている音楽、文化があるってすばらしいなぁ。あっという間の1時間40分。
「オートラ!オートラ!」
客席は総立ちで、アンコールを熱望。正直、私は「もう1時間40分やってくれたし。これだって延長大サービスだよなぁ」と思っていた。が、裾に消えたミュージシャン達がぞろぞろとステージへ。
「最後にもう一曲やるぜ〜!」
やる気満々やん(笑)。2時間に渡るフラメンコショー。圧巻。こちらもへとへと。よろよろと家に着いたら10時半。夜中過ぎまで頭の中で「ジャカジャン」と、フラメンコギターが響いていた。
「SENTIR(感じる)」「AMOR(愛する)」
文字が舞う。フラメンコとは関係ないけど、中盤に「オブリビオン」を弾いてくれてうれしかった。アストール・ピアソラの名曲で、私たちもよく演奏した。
「明日、弾いてみよう」
1人そっとピアノで。良質の刺激は、私たちを行動に駆り立てる。みなさま、すてきな一日を。