BOLLYWOODのショーに感激

先日、マラガの「アラメダ劇場」に、インドのダンスショー「BOLLYWOOD~COLOURS OF INDIA」
を観に行った。

映画では何度も見たことがあるBOLLYWOOD。だが、ライブのダンスショーは初めて。それも!早めにチケットを買いに行ったので、前から三列目のどまん中の席をゲット。やったー。

さて、いざ会場へ。祝日ということもあり、家族連れが多い。インドの衣装に身を包んだ子供たちがいっぱい。どうもダンス教室の子供たちらしい。

幕が開く。と、いきなり思いっきりBOLLYWOODの音楽が(笑)。もうノリノリー!女性たちの笑顔がまぶしい~。衣装がきれいー。きゃー。

なにしろ三列目。なのですごい。表情はもちろん、歌声や掛け声など生で、まじかに聞こえる見える。ダンサーは男四人、女四人。の計八名。が、入れ替わり立ち替わり、全力で踊りまくる。もう圧巻!

ストーリーはシンプル。「身分違いの男女の恋物語」。もちろん最後はハッピーエンド。一切セリフがないから、踊りと表情ですべてを表現しなくてはならない。これがもう、すばらしい~(大拍手)。

場面が次々に変わり、そのたびに衣装も次々と変わり、まるでファッションショー。息をつく暇もない楽しさ。躍動感。

それにしても、なんという肉体の美しさ。あのBOLLYWOOD独特の軽快な音楽に合わせて、体が足が腕が手が、うねうねと動く。激しく、力強く。優しく、怪しく。楽しく。そして時にとてもお茶目でキュート。

美と神秘、力と歓びに満ちBOLLYWOODのダンスは、これまで見たどのダンスともちがっていた。そして私は、このショーの中心ダンサーで俳優で振付師である「Sunny Singh」に、完全にノックアウトされてしまったのだ(写真二枚目)。

目が離せない。とはこのこと。「Sunny Singh」の一つ一つの動きの美しさ。力強さ。緩急。舞台に上がった時の存在感。表情。これぞ、ダンサー。これぞ舞台俳優。

彼が舞台に現れるだけで、空気が変わる。存在感とは、そういうものなのだ。すっかり目と心を奪われ
「才能がある人ってのは、すごいなぁ」
と、改めて思った。

上手に踊る、正しく踊る。とはちがう次元のものなのだ。
「華がある」
というか。漂わせている空気が、明らかにちがう。

ショーの間は撮影禁止なので、終わってからの舞台挨拶の場面を撮影。そしたら、最後になんと!
「みんなでBOLLYWOODのダンスを踊ろう!はいみんな立って」
「ええーっ」

近くにいた女の子に尋ねる。
「好きな食べ物は?」
「コロッケとスープ」
「OK!じゃ、コロッケ、コロッケ・・・」
と、コロッケをつまむマネをしながら、突然振り付けが始まる。

「次はスープ、スープ・・・」
その動きたるや、まさにBOLLYWOODそのもの。
結局、あっというまに振り付けが完成。

「行くよ!音楽スタート。ワン、ツー、スリー、フォー」
その瞬間、あの軽快なBOLLYWOOD音楽が会場に響き渡る。Sunny Singhの動きをマネしながら、観客全員で踊る踊る。
「コロッケ、コロッケ、スープ、スープ」

なんてすばらしい!これぞ、BOLLYWOODの醍醐味。ショーが終わっても、まだ人々の興奮冷めやらぬ。で、会場はものすごい熱気に包まれていた。あと、四十年早かったら私も
「ダンサーになりたい」
と、思ったかも。こんなの見たら(笑)。

この感動話を、翌日友人たちにしたら
「来年はBOLLYWOODのダンス教室、通うんじゃない?」
「・・・・・・」

50からでは、遅いかな。という気もするが、その年なりに楽しめれば、それでいいのかも。ちなみにマラガには、この「BOLLYWOODのダンス教室」がいくつもあります。まずは、おへそを出して踊る勇気が必要だな。

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより