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メガネ事件

【一日一作プロジェクト】マラガへの愛を込めて作った扇子アート「Málaga rosazul(青ピンクのマラガ)」。青は空と海、ピンクは夕暮れとアモール(愛)。ハサミを置いてふと顔を上げるとメガネがない。

「あれ、確かテーブルに置いたはず」

メガネを探すのが、たぶん一番難しい。家の中で。視界が完全にぼやけた状態で、必死で目を凝らしながら(究極の細目状態)手さぐり。

「おかしいなぁ。コラージュするためメガネを取って、テーブルに置いたよなぁ」

テーブルというテーブルの間を、よろよろと歩き回る。顔をテーブル真上に這わせ、虚しく手さぐり。その時だった。

「何、あの床の上に落ちてるものは?」

ぼんやりと何かが床に。目を凝らしながら近づいていくと・・・

「ぎょえええーーーっ、メガネじゃん!」

そんな作業場の床のど真ん中に、私が置くはずがない。さらに。メガネを取ろうとしゃがみ込んだ瞬間、すっと血の気が引いた。

「うそ。フレームの中にレンズが入ってない」

ってことは?近くを見回すと、床に転がる2枚のレンズを発見。その横にオウムが・・・怒りより絶望感。しかし。希望を捨ててはいけない。

「もしかしたら、自力でレンズをフレームに入れられるかも!」

そっとフレームを手に取り、はっと息を飲む。フレームの一部が見事に欠けている。見事な噛みつき痕。あーーーっ。悲しみより絶望感。

「神様、お願いです。外出禁止令でバスでセントロまで行けません。今この非常事態時にメガネを作ってられないんですっ」

なぜか尼僧のテレサ叔母さんの顔が浮かんだ。「心を穏やかに保ちましょう。語らいの時を持ちましたか?」とその顔は言っている。

「ほうきでオウムを追い回した罰なのでしょうか」

心を落ち着かせ、改めてフレームとレンズに向かう。できるかもしれない。いや、何としてもメガネを復活させなければ。最悪はテープでとめたっていい。

「で、で、できた!うそ。あぁあ、ありがとうございます」

放心状態。フレームは欠けているが、もう見た目はどうでもいい。外出禁止令が4/26まで続く陸の孤島では「見えりゃ」いいのだ。

そういえば、今日から「セマナサンタ(聖週間)」。もしかして聖人達が守ってくれたのか。コロナウィルス感染者は約131000人。