春種

【一日一作プロジェクト】バッグアート「春種(はるだね)」を作った。近所のスーパーへ行き、信じられない光景を目にした。

「うそ。棚が空っぽ」

驚きのあまり、しばし立ち尽くす。棚に物がないなんて、これまで一度も見たことがない。実際には、空っぽなのは1部なのだけど

「こんなことが実際に起こるんだ」

という精神的ショックの方が大きい。「スーパーの棚に物が溢れている」のが、これまで当たり前だった。それが、どうだろう。

「牛乳が1パックもない」

信じられない。よろよろと棚に近づくが、見事に売り切れ。次に入荷されるまでは、ずっとこうなのだろう。続いて

「卵も全滅」

いつもはうず高く積み上げられているのに。よくよく見れば、あちこちに「すっぽり」空いたスペースがある。

「菓子パン」「オリーブオイル」「ワイン」「野菜」

「洗剤」なんて棚の1列目だけ。で、後ろはがら空き。さすがにぞぞっとし、まとめ買いを決行(とは言え、ないものもある)。それでもまだ混乱が起きていないのは

「来週になれば入るだろう」

と、みんな思っているから(←私も)。実はスペインでは、3/18から「エネルギー価格の大幅値上げに対する輸送ストライキ」が行われている。今やガソリンは

「1リットル250円」「電気代もほぼ倍」

コロナ危機を受け、ただでさえ大変な中小企業、自営業者が、次々と廃業に追い込まれている。みんな必死。無期限ストライキなので、これからどうなるか。彼らの気持ちもよくわかるので

「応援しつつ、生き延びる道を探す」

物流が数日、止まっただけでこれ。1ヶ月動かなかったらどうなるのか。そこで、はっとした。ここ1年ほど、卵はいつも友人から買っている。「友達だから」という理由で購入し始めたのだけど

「スーパー以外に買えるあてがある」

って、すごく大切だ。生産者とつながっていれば、たとえスーパーになくても、とりあえず生き延びられる。社会に完全依存するのでなく、個人でインフラを作っておく重要性をしみじみと感じた。せめて

「半自給自足をめざしたい」

今年はリセットの準備&勉強。なんとか2023年から仕切り直したい。ヨーロッパに住んでいるとかなりの危機感。「不安を勇気に変えて」進んで行こう。あるものは何でも使え〜。

「おやつだよ〜」

ゲットしたイチゴと生クリームをテーブルに。なんだか貴重品に思えてくる。すぐさま飛んでくるオウム。生クリームに突進。最後かもしれないから、味わってくれ〜(笑)。

「当たり前のように続く」と思っていたものが、ある日、突然崩壊する。そんな日は、もうすぐそこまで来ているのかも。何事にも「前兆」がある。今回は「輸送スト」が直接の原因だけど

「エネルギーや原料を輸入できなくなったら」

何も作れない。動かせない。全てが止まり、私たちの社会は一変する。「物不足」「価格の急騰」「食糧不足」・・・全てはつながっている。

日本はまだ大丈夫なようですが、世界の動きをよく観察しながら、進んで行きましょう!

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