【一日一作プロジェクト】「海と空、光のピアノ」を作った。父とスカイプをしていると、オウムが定期的に参加してくるようになった。
「パソコンの前に現れ、じっと画面を見つめる」
父が口笛を吹くと「ひゅーい」と答える。私の飲みかけの紅茶を盗み飲む。さらに、キーボードの上を歩いて画面の父は近づこうとする。
「ノーーーーー!」
あわてて手で追い払う。キーボードは禁止ゾーンなのだ。それを見ていた父が
「ちょっと!動きが早すぎて、オウムがびっくりしてるよ」「はぁあっ?」「かわいそうに」
どうやら私の動きが俊敏すぎて、ぼーっと暮らしているうちのオウムには「仰天」なのらしい(←父いわく)。
「自然界には、これくらいのこともあろう」
私のはらいごときに驚いていてどうする。人生に瞬発力は大切だ。天敵がいないので、よく床をのんびり歩いているけれど
「そんなところでくつろいでたら、敵が来るよ!」
と自然界のルールを、時に厳しく教えてやる。まったく無防備に床で遊んでいるので、時にはホウキで
「攻撃だ〜」
と襲いかかる。あわててテーブルの上に飛び乗るオウム。さらにタオルで追い回し、家の中を飛ぶ練習。それを数回くり返すと
「はぁはぁ」
胸を上下させているではないか。うーん。もっと運動させねば。のんびりアトリエで「素材と遊ぶ」のが好きなオウムは
「たぶん体育系でなく文化系」
自分好みの暮らし方が1番だよね。そんなわけで、体育系の私はダンス教室へ。文化系のオウムはお留守番。頼んだぞ〜。いつだったか風邪でパワーが出ず、小声で歌をうたっていたら
「目を閉じてうっとり」
していた。遊んであげられないのにいいの?それを友人に話すと「体力ない時のパワーでちょうどいい」と言われた(笑)。
「海と空、光のピアノ」
音楽は、海のように、空のように、光のように、私たちの心を温め、抱きしめる。音楽の波動は「永遠のゆりかご」だ。
いつか再びピアノを弾く日があるんだろうか。あってもなくても、私は幸せ。今手にしているものを大切に「自分好み」の暮らしを重ねていこう。