【一日一作プロジェクト】ネックアート「如月玉(きさらぎだま)」を作った。朝から大整理。着ない服、余り布、ひもなどを整理するうち、想像もしない制作がスタート。
「アクセサリーアートに挑戦」
こういう瞬間、私の脳内からは怪しい恍惚ホルモンが大放出されている。はず(笑)。
「使わないセーターの袖でネックアートを作ろう」
右腕と左腕の生地をつなぎ合わせ、まずはマフラーもどきに。さらに、ポンポンや飾りを縫い付ける。
「できた〜」
1点なら、これにて完了。問題は、もう数点作る勢いで、テーブルいっぱいに布やひもを広げてしまったこと。これでは全て縫い終わるまで
「このテーブルでペイントはできないな」
実は、もう1つテーブルがあるのだけど、そちらでは「コラージュ」を数点制作中。
「もしかして、10点以上を同時進行中?」
カオス。の中にも、道あり(笑)。「1つ終わってから次に取りかかる」「作業が終わったら、いったん片付ける」「やりかけで放っておかない」「まず今やっている仕事を完了する」と、あれだけ母にくり返し言われていたにもかかわらず
「何も・・・変わっていない」
小学生の頃から。見事に「全てやりかけ」の状態。呆然としながらも、気を取り直しおやつの「干しぶどう」を口に放り込む。甘い〜。幸せ。その瞬間
「手は洗ったのか」
と尋ねる母の声が、確かに聞こえた。さて。スペインの干しぶどうは、味も、甘さも、食感も、日本のものとは大きく異なる。この大きめのタイプ(写真)はぐぐっと噛むと、うれしいことに
「マラガの極甘ワイン」
の味がするのだ。ワインを食べているみたい〜(笑)。甘さが凝縮され、かなり濃厚な味わい。うちには「お菓子」というものが常時されていないので、甘いものが食べたくなると
「はちみつ、フルーツ、ドライフルーツ(干しぶどうやプルーン)」
の3つの中から、選ぶシステムになっている。日頃ドライフルーツばかり食べて、たまに外でおいしいデザートを食べたりすると
「な、な、なんだこの味は⁉︎」「この食感はいったい!」「こんなものがあったのか」「何が入っているんだろう」
と、ざわざわしてしまう。おいしいものは好きだけれど「美食への探究心」がまるでなく、栄養が摂れて食材の内容がわかっていればそれで満足。せめてもの贅沢は
「5〜10ユーロの赤ワインを買い」
のんびり家飲みすること。このランクで十分おいしい〜。量を飲まなくなったおかげで、質がアップ(笑)飲み物も食べ物も。思いがけず楽しみが増えた。
「如月玉(きさらぎだま)」
2月の寒さの中、冬の目玉が揺れる。苦手な冬と友達になるつもりで作った。
セーターの腕、帽子のポンポン、手袋の指先部分(カットした残り)など、余りものをつなぎ合わせて。「遊」びながら「異」なるものたちを「結」ぶ「遊異結(ゆいむすび)」プロジェクト。
色とりどりの布やひもを見つけて、さっそくオウムがやって来た(写真)。まだくっつけてないから、羽ばたきは超危険。飛ばないように頼むよ〜。