春待種

【一日一作プロジェクト】ネックアート「春待種(はるまちだね)」を作った。半年前からストレッチをしているけれど、ようやく最近

「体の中心、軸を感じられる」

ようになった。長い道のりだった(笑)。最初は「意識すること」さえできず

「体の中心、軸ってどこ?」

その存在を自分の体で実感できず、何をどうしていいのか。どんな状態がゴールなのか。まるで不明。そんな中、ひたすら当初の目的であった

「しなりのある体」

を手に入れるべく「肩甲骨はがし、肋骨ほぐし」などに取り組んでいた。毎日15分程度だけど、ひたすら

「ひねる、開く、伸ばす、ねじる」

こんなにねじったことは、人生で初めて〜(笑)。雑巾を絞るかのように、肩甲骨を中心にひねる。右に左に、上に下に斜めに。が、最初の2ヶ月くらいは、ほぼ変化なし。

「一枚岩のように固まった背中」

は、まるでびくともしない。それが、3ヶ月を過ぎた頃から、不思議な動きを背中に感じるようになった。

「ぐぐっ」「ぎゅっ」「ぐーーーっ」

何かが伸びる。骨の周りで何かが伸縮し、細かい動きが生まれる。もう「亀の甲羅感」はない。

「うそ。背中が柔らかくなってる〜」

感動。例えばこれまでなら「下半身は動かさず、上半身だけねじる」などという動きはできなかった。上半身をひねると、腰まで回ってしまう。つまり

「ねじれない」

のだ。それが、どうだろう。腰はそのままで、上半身をぐいっとひねり、そこでしっかりポーズを決めることができる。その瞬間

「体の中心、軸をしっかりと感じる」

のだ。足を前後、左右に踏み出すたび「重心の移動」をはっきりと感じる。なんというか

「やっと自分の体とコミュニケーションが取れる」

ところまでこぎつけた(笑)。やっとスタート地点?ここまでほぼ半年。姿勢の悪さを直す目的で始めた「骨盤を立てる」トレーニングも役に立っているようす。何がうれしいって

「踊っているとポーズが決まる」「動きに深みが、ハリが出る」

あぁあ、続けてよかった。毎日、鏡で自分を見ながらストレッチしていると、悲しくなることもあったけど。あきらめないでよかった。体の固いみなさん、一緒にがんばりましょう。

「春待種(はるまちだね)」

セーターの袖、シャツの袖、毛糸、手袋の先っぽを縫い合わせて。ネックアート。3つの種が、春を待つ(ぼこぼこ縫い目は種の模様)。

厳しい冬の中にも、春の気配は隠れている。種は静かに育つ。春に向かって。みなさま、すてきな1日をお過ごしください。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です