ピット・ファイアリング(2)

昨日の続き。「ピット・ファイアリング」の1日実習。全ての作品が釜に無事入り、さっそく始まる「打上げランチ」。

アルゼンチンの肉パイ、ブルガリアのチーズパイ、モロッコのタジン、スペインのチーズ、そして日本のチキン&野菜カレー(私)。

さらに豆腐料理、ピザ、ハムの盛り合わせなど、食べきれない料理が並ぶ。飲み物はもちろんビール&ワイン。オーレ!

教室の生徒さんが多国籍。なので、すばらしい国際ビュッフェランチに。またしてもおしゃべりに夢中で写真が(涙)。

デザートはなんと。手作りチョコレートケーキ&にんじんケーキ。これがめちゃうまっ。ふだんケーキを食べない私が3回もおかわり。

小麦粉もバターも砂糖も使わない「にんじん&ココナッツケーキ」のおいしさに感激。さっそく作り方を教えてもらう。

材料や釜やロクロに囲まれて、作業場でランチ。私たちの大好きな場所。いつも泥まみれになって土とたわむれる聖なる場所。

まだ作品は見ていないけれど、早くもグラスを掲げて

「サルー(乾杯)!ピット・ファイアリングの大成功に」

しばしおしゃべりに花が咲く。私が一番の新人なので、知らない人が半分以上。でも「陶芸」を愛する仲間たちとは、話が尽きない。

というか、私の質問が尽きない(笑)。「落ち着け、ちゃんと説明するから」とアントニオ。初対面で自己紹介もしないうちに

「どうやったら鮮やかな色が出るのか」「どんな素材を選べばいいのか」「どうやって色を作るのか」

質問ぜめ。聞けば自宅に釜を持ち、作品作りを生活の中心するため仕事をリタイヤしたとのこと。

「名前忘れちゃった。ごめんなさい、何だっけ?」「まだ教えてないよ」って(笑)ごめんね、アントニオ。

ペンを手にひたすらメモ。あまりに私の質問が止まらないので

「マリアに聞いた方がいいよ。色のことは彼女の方が僕よりよく知ってる」

で、こちらも初対面ながら質問ぜめ。マリアは大笑いしながら

「わかるわぁ。私もあなたみたいだったの。鮮やかな色で絵を描いていて、それからタイルに転向したのよ」

彼女の作品をスマホで見せてくれる。息を呑むような色づかいと自由な線に、一瞬で魅惑される。

聞けば、仕事としてタイルに絵を描いて生活しているとのこと。ペーパーナフキンにメモしている私を見た先生が

「もも、これ!紙に書きなさい」

と、わざわざ紙を手渡してくれた。みんなに支えられ、教えてもらいながらここまで来た。

不思議だなぁと思う。3ヶ月前まで私は陶器の「と」の字も知らなかった。なのに今は先生と仲間がいて「粘土をいじり」「質問できる」ようになった。

そしてみんな口を開けば、陶芸のことを熱く語っている。国籍も仕事も環境もそれぞれ違うけれど、アートは人を結ぶのだ。

仲のいい先生夫婦のおかげで、教室はいつもリラックスした雰囲気。ユーモアいっぱいのマリナ&ホセ先生(写真)。

そして私の大好きなアトリエ犬サマンサ。陶器を作っていると、いつもテーブルの下からそっと足元にしのび寄ってくる。かわいい〜。

食べて飲んでおしゃべりして。午後5時過ぎ。「そろそろ釜を見に行こうか」

先生の呼びかけで、いっせいにテーブルから立ち上がる。はたして。どんな風に仕上がっているのやら。期待と不安が押し寄せる。

(明日に続く)

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