テラル

来ました!『テラル』が。マラガに。
思い出せない人のために、説明すると
『スペイン内陸、およびアフリカのサハラ砂漠から吹いてくる50度にもなる熱風』のこと。
洗濯物を干そうとテラサ(ベランダ)に出てびっくり。
まだ朝の11時というのに、30度はある。
もわ~ん、って、空気がドライヤーの風みたいだ。
「ややや、今年も来たか!ベラ、窓閉めて、テラル来たよ~!」
「えっ、えつ、もう?まだ夏になったばっかりじゃなのに?」
テラルは我々市民のことなど、おかまいなしなのだ。
「バタバタバタ!」
と、すごい勢いで家中の窓を閉める。
マラガに来たての外国人は、このテラルの恐ろしさを知らないので、
「なんか、今日すっごく熱いよねぇ」
などど言いながら、窓を全開にしている。なんという!
それでは、またたくまに『熱風』が家の中に流れ込んで
家中、ドライヤーの風、ということになってしまうのに・・・
まぁ、そうやって、学んでいくんだけど、異国の地では。

と、うんちくをたれ、窓を全部しめてほっとしていると、背後でベラが
「今日の演奏、どうなるのかなぁ」
「えっ・・・」
すっかり忘れていた。わたしたちはあと、わずか数時間後に
ホテルの『屋外レストラン』で、演奏するのだ。
いったい、どうやって・・・

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより