聖なる中庭を守れ

 【一日一作プロジェクト】「聖なる中庭を守れ」を作った。寒波が来るたび、とにかく家の中が寒い。特に、北に面した私の部屋は手をかざすと

「風がひゅう〜」

と通り抜ける。のが、はっきりとわかる。コンセントからも、びゅうびゅうと風が入ってくるし。それでも夏はいいが、冬は一大事。

「寒すぎや〜」

ストーブをつけても、すきま風が入り込むのでなかなか20度に達しない。うーん。そこで、さっそく工務店のYさんに電話。いい策はないかと尋ねると

「夕方、そちらへ寄りますね」

おお〜。もしかしたらいいアイデアが。とりあえず、私が思いついた解決策は、風が入る隙間という隙間を

「養生テープでふさぐ」

隙間とは、継ぎ目。壁と床、壁と窓、窓と窓、コンセントと壁・・・など組合せはいろいろだが

「手をかざして、風の気配があれば」

容赦なくふさぐ。バリバリと。テープを引きちぎって。その中でも、寝室と作業場をつなぐ「仕切り戸(障子4枚分)」は、すきま風を通り越して完全に、風の通り道(写真)。

「なんとしても隙間をふさぐ!」

ここも。こっちも。あっちも。ひざまづき、立ち上がり、座り込み。養生テープの「バリバリ」「ジャジャッ」という音だけが響き渡る。そしてついに

「出入口(障子1枚分)以外の全ての継ぎ目」

をふさぐのに成功。扉の木枠そのものもテープで固定したので、すでに扉は不動。コンセントも利用不可。完全なる壁と化した。これにより、1ミリの隙間もないセキュリティゾーンに。やったー。

「どんなすきま風も通り抜けることはできないぜ〜」「こんにちはー」

ふらりと現れたYさんを、さっそく私の部屋へ案内する。ベタベタとテープが貼られた室内を見せると

「はぁあぁ〜、ご自分で直されたんですか?」

穏やかな口調で尋ねてくれるが、これがはたして「直す」と言えるのか。明らかに異常事態。まるで「隙間という隙間をふさぐ」ミッションに取り憑かれた、恐怖におののく人々の映画を思わせる。もちろん目的は1つ。

「悪霊が入らないように」

だよなぁ(笑)どう見ても。それくらいの必死さ。執念さえ感じられる。実際、そんな気持ちで立ち向かったけど。夜が来る前に。奴らが来る前に、的な。すきま風だけど。

結局、YさんのAプラン。私のBプランで、お見積もりを取ることに。さらに、玄関の鍵の取り替え、網戸の加工、玄関の電気を明るく、など家の修繕はまだまだ続く〜。

「聖なる中庭を守れ」

私たちの心、魂の中に、聖なる場所がある。誰も入り込むことのできない1点。パティオ・サグラド(聖なる中庭)。それを守るのは私たち自身。よく見ると「ALMA(魂)」文字が。コラージュアート。

みなさま、すてきな1日を。

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「聖なる中庭を守れ」への1件のフィードバック

  1. ももちゃん
    一つ心配があります。
    あまり塞ぎすぎたところでストーブ焚くと
    良くないよ。
    換気をしてくださいね。

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