光滴

【一日一作プロジェクト】アクセサリーアート「光滴(ぴかりしずく)」を作った。カルメンについてエレベーターを降りると、そこは「天空カフェ」だった。

「うわぁあーーーーっ、すごい眺め!」

しばし大騒ぎ〜(笑)。マラガのセントロ、旧市街のど真ん中に、こんな秘密のスポットがあったなんて。

「誰もいないうちに写真を撮ろう」

あっちに座り、こっちに座り。2人して大はしゃぎ。マラガのカテドラル(大聖堂)、旧市街のオレンジの屋根瓦、薄暗い小道、空を舞うカモメ・・・

「こんな所でお茶できるなんて〜」「早めに来てよかったね」

平和な午後。なんだか贈り物のような。教会の鐘が鳴る。ガラーン、ガラーンと、波動のように届けられる平穏。

「幸せは、こんな午後の中にも住んでいるんだなぁ」

晴天続きのマラガだから、天空カフェは1年中大盛況。雨の多い日本では難しいかも。この日はどん曇りだったけれど

「空の下、旧市街を眺めながら一杯」

なんてすてき〜。紅茶をいただいていると、あっという間に満席に。隣のカップルは白ワイン、若者グループはビール、奥様グループはカフェをそれぞれ楽しんでいる。

「レストランもあるんだね」「後でメニュー見ていこう」

なんと食事もできるとな。夕暮れ時にワイン&おつまみなんていいかも。これも一年中暖かいマラガならでは。私は厚着しすぎて、汗だくやった〜。

ヨーロッパの街は「色合い」がいい。マラガもしかり。少しくすんだような味わいのある壁や屋根、石畳やバルコニー。心が落ち着く。私は日本を愛しているけれど

「広告がごちゃごちゃと重なる」

あの安っぽい、商魂第一のケバケバとした風景を目にすると、げんなりする。「景観」に対する美的感覚がまるで違う。不便でも、美を取るヨーロッパ。

日本の広告&看板の多さは異常。景観をぶっ壊してまでしたい?する価値ありなん?人工的なケバい看板が、どーんと畑の真ん中に。って、どういう美的感覚なん?

「眺めたくなる、身を置きたくなる」

景観や場所を、大切にしよう。「やる」のと同じくらい「やらないこと」も大切。景観は、市民の財産。

美意識は、人間としてのセンス。服や食事、趣味に偏りがちだけど、言葉遣い、表情、人との接し方、ふるまい方、お金の使い方、生き方そのもの。

「光滴(ぴかりしずく)」

心の中に、光を持とう。小さな一点の光でかまわない。自らの光で道を照らしながら、闇の中を歩いて行こう。アクセサリーアート。

日本は急に寒くなったようですね。季節の変わり目、みなさまお体を大切に。すてきな1日を。

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