花燃

【一日一作プロジェクト】「花燃(はなもえ)」を作った。久しぶりに、木枠付きのキャンバスにペイントしたら

「うわぁ、描きやすい〜」

当たり前だけど(笑)。なんという快適さ。ペイントしながら、めくるめく肉体的快感を味わう。だいたい毎日、ひらめきのまま(←計画性がないとも言う)

「あるもの何でも使ってアート」

しているので、扱いにくい素材もけっこうある。やり始めて「うわ〜っ」って。しかし。キャンバス地は絵の具の乗り、すべり、発色など、どこも取っても秀逸。

「描くためにあったのだ」

当たり前だけど(笑)。色を重ねるたび、何十回と筆を止め、絵の具を乾かしながら進める。最初から作品のイメージは決まっていた。

「小さな家の、その庭から、花々が、炎のように燃え上がる」

家のそばには、大好きな小道があって。とにかくキャンバスの中で「命が燃え上がって」いる。そんな作品を作りたかった(数日かけて制作完了)。

私はクリアーなラインが好き。実際、そういう作品も多い。だからこそ、今回はいつもとは違うスタイルで挑んでみた。ここのところ

「心がすっかり庭に飛んでいる」

ガーデン野郎の私(笑)だから、生まれた作品。花への、大地への思いが、一気に弾けた。夏用のサンダルより園芸用の長靴に、この胸はときめく〜。

「花燃(はなもえ)」 

花が、燃える。命が、燃え上がる。ハビ吉と訪れたピレネー山脈の村をモデルに。2000m級の山々に囲まれたその村は、空が目の前だった。あの時の感動を、何度も反芻して。

私は「景色」を描きたいのでない。「そこに住むエネルギー」「生命感」「幸福感」「再生力」「調和力」「私が信じているもの」を、まっすぐ表現したい。

一輪の花の中に、1匹の虫の中に、家族や友達の笑顔の中に、全ての春がつまっている。みなさま、すてきな1週間を。

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