【一日一作プロジェクト】「希望樹(きぼうじゅ)」「ESPERANZA(エスペランサ)」を作った。食料品を買いに行った帰り道、公園へ寄り道。
「かわいい〜、花がいっぱい〜」
なんて幸福感。白、黄色、ピンク・・・日差しを浴びて輝く花たちの姿にうっとり。最近の私は
「大地に暮らす幸せ」
に、大きく傾きつつある。マンション暮らしは便利で好きなのだけど、暮らしの中に「庭」があったら!生活ビジョンは、まるで違うものになるだろう。
「麦わら帽子をかぶり、首にタオルを巻き、畑を耕す」
家庭菜園だけども(笑)。その横に、ガーデンテーブルやイスがあり。バーベキューもできるかな。ベラがいつも「庭がほしい」と言っていたことを、今になって思い出す。
当時の私はまだ若く、やりたいことがいっぱいで、世界に出かけて行くのに夢中だった。
「南米に行きたい」「トルコに」「チュニジアに」「ハンガリーに」「メキシコに」「モロッコに」「砂漠に行ってラクダに乗りたい」
若くてエネルギーのあるうちに、ああいう無謀な旅をしておいてよかった。と思う。ベラもそばにいてくれたし。6年前にベラが亡くなり「アート」が私のパートナーとなって
「次のステージは、大地に暮らす」
なのかも、と思う。この細腕では、なかなかやっていくのは大変だとは思うけれど「やってる間に太くなる」はず(笑)。私はいつも
「やりながら、結果として習得」
するタイプ。見切り発車の女王(笑)。ピアニストになって稼いだお金で、ピアノを買う。という順番。大地に暮らすとなれば
「冬は、薪ストーブで暖をとる」
これっしょ(笑)。設置するのはいいが、問題は「薪」の入手から保管、準備まで果てしない作業が続く。それでも、やってみたいと思うのは
「暮らしを愛する気持ち」
なのだと思う。5年前の私には、なかったもの。「時間の無駄」「めんどくさい」を上回る、何か。それは突然、私の中に生まれ、この2年で大きく育った。
「畑でできたものを食べる」「火の暖かさを楽しむ」「季節の花を愛でる」
そういうシンプルで人間らしい暮らしを、人生の後半でしてみたい。まだ動けるうちに。50代半ばでのリセットは、けして簡単ではないだろう。作業は山のよう、虫ともお友達に。ただ今、楽しく消化中。
「希望樹(きぼうじゅ)」「ESPERANZA(エスペランサ・希望)」
人生には、いくつものステージがある。「希望」が、私たちの羅針盤。みなさま、すてきな週末を!