己目

【一日一作プロジェクト】「己目(おのれめ)」を作った。うちのオウムはいつも「左足で」物をつかむ。食べ物もおもちゃも。そんな話をしたら友人のCさんが

「知ってる?オウムは左利きが多いんだって」

目から鱗。えっ?そうなん?。左利きの方が多いの?添付された記事を読むと

「オウムの多くは左目で見て、左足でつかむ」

と書いてある。へぇえ〜。知らなかった。一緒に暮らして15年以上。1度も「調べよう」と思ったことがない。ことに気づく。Cさんの探究心に感謝。

「ゴミ捨てついでに、公園でも散歩するか〜」

ふらりと立ち寄った公園で、ハイビスカスの花に出会う(写真)。真っ赤な花がいくつも!青空の下、太陽の日差しをいっぱいに浴びて気持ちよさそう。

「ややや、つぼみがいっぱい」

近づいてよく見ると、こっちにもあっちにも。たたんだ傘みたいなつぼみが、いくつも葉の間に隠れて出番を待っている。「緑と赤」のコントラストが鮮やか。

「冬でも色鮮やかなマラガ」

太陽に祝福された地中海の町。強烈な光が、ビビッドな色を生む。冬の空気は冷たくとも、強い日差しがその下にあるもの全てを温め、命を育む。ヤシの木の下では

「ヨガや体操」

が行われていた。気持ちよさそう〜。2年前の春、スペイン全土がロックダウンされ、厳しい外出規制、人数制限、時間制限が続く中、こうした

「公園アクティビティ」

が生まれた。フィットネスクラブやダンス教室、ヨガや太極拳、カスタネット教室などが一斉に閉鎖され、行く場所をなくした人々が

「制約の少ない屋外。公園、ビーチ、広場」

などに可能性を見い出し、野外教室をスタートさせたのだ。この日も、公園の活気はなかなかのもの。体操を楽しむ人々や子供たち、ワンコを眺めているだけで、幸せな気持ちになってくる。

若い時は、自分がやってみなければ気がすまなかった。自分の目で美しい景色を眺め、おいしい料理を味わい、どうしてもいきたい場所、やりたいことが山のようにあった。50歳を過ぎて

「眺める幸せ」

を味わっている。もちろんこれまでに、やりたいことを存分にしてきたからでもあるけれど。私の中からすとんと力が抜け

「それは他の方たちにお任せしよう」「私の人生にはなくてもいいな」

と、するりと通り過ぎることが多くなった。その代わり、これまでなら譲っていた「自分の大事に寄り添う暮らし」を、全力で守りたいと思っている。

「己目(おのれめ)」

心の目を大切に。損得、周りの人の目、便利さ、恐怖などに動かされない「己目」を、心の中で育てよう。

 

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