【一日一作プロジェクト】ワインボトルに楽描き(らくがき)して「春風鳥(はるかぜどり)」を作った。本日は白い村ミハス散策!お世話になる千恵さんへのプレゼント。
「日本からわざわざ訪れる、あのロバのいる白い村ミハスへ!」
よく雑誌の表紙などにもなるほど有名なミハス。なのだけど、実はうちから車で30〜40分で行ける。にもかかわらず
「なんと訪れるのは10年ぶり!」
笑。だって。いつも「観光客でいっぱい」なんだもん。地元民は寄りつかない観光村。なのだけど
「コロナで観光客がいない今、行ってみようよ!」 「行きたいーーーっ」
千恵さんのアイデアにすぐ乗っかる私。しっかり者の千恵さんと一緒だから、もう安心だ〜。すっかり遠足気分。前夜からわくわく〜。千恵さんの運転でミハスへ到着。
「きゃ〜っ、ロバがいるよ!」「かわいいー」
すっかり観光客(笑)。ふらふらとロバに吸い寄せられて行くと、さっそくお兄さんからお声がかかる。
「ロバに乗って村を一周どう?15ユーロ」
見回せば、ほんとだ。観光客がいない。閉まっているお店も多く、メイン広場も閑散。静寂。私の知るミハスの姿とはほど遠い。もっと近づいてロバの写真を撮りたかったけど
「写真2ユーロ」
と書かれていたので、遠景で。ミハスに来たら、ぜひとも「ロバの銅像」に乗りましょう!(写真)こちらは無料。
「観光客いないねー」「地元の人がコーヒー飲んでるよ」
残念ながらお店の多くは閉まっているけれど、かわいいカフェテリアやレストランがあちこちに。花々が咲き乱れ、歩くのが楽しい〜。白い家々が眩しい〜。
「教会だ。入ってみよう」「あれ、メガネが曇っちゃった」
建物に一歩足を踏み入れたとたん、メガネが曇って前がよく見えない。温度差?と小首をかしげながらキリスト像に近づいて行くと(写真16枚目)。
「ちがうよー。お香の煙だって」「メガネじゃなくて⁉︎」
千恵さんが指差す方を見ると、もうもうと立ち昇る煙が(汗)。焚き火レベルやん。煙ったキリスト像もなかなか。ここでも訪問客は私たちだけ。貸切。
さらに。高台にある別の教会へ。ここでは、マリア像とキリスト像が間近で見られてよかった。とにかくどこへ行っても人がいないので、待ち時間もなく心置きなく眺められ、写真も自由に撮れる。
「やっとセマナサンタ(聖週間)の気分だよ〜」
通常なら、こうしたマリア像やキリスト像を担いで運ぶパレードが行われる。2年連続で中止とは。誰が想像したことか(涙)。
「うわー、海まで見えるよ」「高台にあるんだね、ミハス」
本日のいでだち。千恵さんは赤と青。私は緑と黄色で、ゴレンジャーみたい。ももレンジャーは私だ!
「この向こうに絶壁があって、植物園みたいな場所があるよ」「行きたーい」
しっかり者の千恵さんについて行けば大丈夫。そして、私たちを迎えてくれたのは。千の命にあふれる「春爛漫の庭」だった。
(明日に続く)