【一日一作プロジェクト】キャンバス地にペイントして「光天女(ぴかりてんにょ)」を作った。アフリカ他の国々で今も行われる慣習「女性器切除」その根絶を祈って。今日で
「一日一作プロジェクト1周年!365作品」
1年間毎日作り続けたことになる。昨年2020年4月1日。私は決めた。スペイン全土完全ロックダウンの中、連日500人という方々が亡くなり続ける中、なんとしても生き延びなくては!
「コロナ収束を祈願して一日一作しよう」
自分への挑戦として。生かされていることへの感謝。亡くなられた方々への供養。会いたくても会えない愛する家族友人への思い、愛。
「アートは、捧げもの!愛や感謝であり、祈りや供養であり、抗議やエールでもある」
私自身は「希望」や「夢」の波動を、何より1番に伝えたい。それが、アーティストとしての自分の役割だと思っている。そういう意味で
「光天女(ぴかりてんにょ)」
は、この「女性器切除」という忌まわしい慣習への抗議ではあるけれど、1番に希望を描いた。せめて、無事に生き抜いてほしい。幸せになってほしい。
アフリカなどの国々で今も続くこのおぞましい慣習は、麻酔や清潔な環境、治療や薬もない場所で行われ、多くの女の子が出血死や感染死に至る。運良く生きのびても一生、後遺症に苦しむ。
「カミソリで切り取られた自分の体の一部(青い三日月で表現)」
を「黒い鳥」が持って行くのを眺める女の子。「黒い鳥」は、おぞましい慣習。価値観。メンタリティ。
「青い鳥」は希望。正義。自由。女の子を抱きしめ、光で包む。失血死しないよう、感染死しないよう。絶望死しないよう。その小さな命を守る。
「青い鳥」は、純白に輝く「羽」を女の子に与える。髪、まつげ、うっすらと微笑む唇にも純白の光(ぴかり)が宿り「黒い鳥」にはもう手出しできないことを物語っている。
彼女の下半身、傷口からは血が流れ、そこから一輪の「花」が咲く。失われた体の一部から、痛みの源から。闇から。どん底から。
「傷口から咲く花」
そのなんと、健気で高貴なことか!こんな残酷な慣習は、1日も早くなくなってほしい。怒りや痛みが私を突き動かしたけれど
「救い」
を描きたかった。願いを。祈りを。亡くなった女の子たち、そして今も後遺症に苦しむ沢山の女性たちにこの絵を贈りたい。ハグの代わりに。生きる勇気をありがとう!