【一日一作プロジェクト】お皿にペイントして「春萌光(はるもえぴかり)」を作った。久しぶりにマラガに雨が降り、外出の予定が中止に。
「そうだ、ずっとストップしていた『コマレス村』の絵を描こう」
床にキャンバス地をざばっと広げて。ピクニックの絨毯みたい(笑)。ここまで大きいと、さすがに描き込むのに時間がかかる。縦150cm×横100cm。
「一休みして、暖かいお茶でも飲もう」
ひと段落ついたところで、ティータイム。キッチンへふらふらと行ったのが、運の尽き。捨てようとまとめておいた「皿」に目が止まる。
「どうせ捨てるんだから。ペイントしてからにしよう」
実はすでにペイントされた白皿。気に入らなくて捨てようと思ったのだけれど、最後にもう一度ペイントを重ねてみよう。と思い立つ。
「ややや、これは」
描かれていた絵柄を消すように絵の具を重ねていると、思いがけず下絵が透けていい感じ。
「わからないもんじゃ〜」
人生は不思議に満ちている。今日、雨が降らなければ。用事が中止にならなければ。キッチンに行かなければ。皿に目が止まらなければ。そして何より
「コマレス村をペイントするという、予定を一瞬で放り出さなければ」
生まれていなかった、今日のペイント皿(笑)。だから、人生はおもしろい。ランチの後、改めて「コマレス村」のペイントを始めたけれど
「どうにもひらめきが降りてこない」
一つ塗るたびに、手が止まってしまう。なんとか4時間ほど続けたけれど、何かが違う。何が必要なのか、まるで見えてこない。いつもなら
「こうしたら」「ああしたら」「あ、ここをこうして」
と、アイデアがあふれて止まらないのに。まあ、こういう日は早めに切り上げて、YouTubeでドラマか映画でも見るか(笑)今週は忙しくて、ドラマ1時間しか見ていない〜。
「春萌光(はるもえぴかり)」
長かった冬の、ようやく終わりが見え始める2月下旬。寒くても「この先に春がある」と、はっきり実感できる。花のつぼみで。日の長さで。
春近し。すばらしい1週間になりますように!