笑芽

【一日一作プロジェクト】カリグラフィアート「笑芽(わらいめ)」を作った。先日、自分への誕生日プレゼントとして画材をまとめて大量発注。

「これからお届けにあがります」

お店のお姉さんから連絡があり、いつもの「作業着」でお出迎え。あの虹色ウロコが、太ももにびっしりと生えた黒装束で。

「おお〜っ」

お姉さんの目が、ウロコに釘づけ(笑)虹色やからね〜。絵の具の箱を受け取ろうとして、ハッとする。両手が絵の具でベタベタ。

「あ、ごめんなさい、両手が汚れていて」

汚れているのは「全身」だろう。と、自分で突っ込みながら、お姉さん達を中へご案内。

「中まで運んじゃいますね」「ペイントしてたんですねぇ〜」

本日は、お姉さん2人で来てくださった。大サイズの絵の具、大型の厚紙、2メートル平方のキャンバス地・・・

「重くて大きい」

ものばかり。画材屋さんっておしゃれなイメージだけど、なかなか肉体労働。いよいよ2メートルの「巨大な棒」が運び込まれる。ぐるぐる巻きにされたキャンバス地。

「床に置いていいですか?怖がらせたくないので」

お姉さんは、オウムの方にちらりと視線を送る。こんな時でも、オウムの気持ちを考えてくれる優しいお姉さん。を、じっと見つめるオウム。

「久しぶりに見る生き物」

なのだ。オウムにしたら。凝視。日記に書いておいてくれ(←オウムダイアリー)。本日のお姉さん達は時間に余裕があるのか、ずっと笑顔(前回は疲労困憊)。マスクはしているけど

「おお〜っ、新作ですね」「いい空間だなぁ」

しばしアトリエを見渡して、夕日を眺めて、オウムに挨拶をして、始終笑顔で帰って行った。もし画材をお店から自力で運んでいたら、この

「お届けしてもらう感じ」

はなかった。やっぱり笑顔で「はい」って届けてもらうのっていいな。お店はクローズでも宅配はOKのロックダウン。それに合わせて昨年から始めたサービスらしい。

「笑いかける人がいるから、笑顔になる」

つくづく実感。わずか15分だけどテンションが上がり、つられて体温も上がった。コロナ規制下で一人暮らしのみなさん、鏡やテレビ、植物、写真、絵・・・何でもいいので

「対象を決めて笑いかけましょう」「条件反射的に顔のストレッチ!」

おもしろいから笑うのではありません。これは条件反射。パブロフの犬。あ、なんなら犬の絵でも描いて貼っておきましょう。下手な絵ほど笑いやすい。はず。

さて。アトリエの床では「月と古城と羽の生えた猫」の続きをペイント中。2枚目のキャンバス画を持ち上げると

「下から絵が出てくる〜!」

新しい試みってわくわくするなぁ。さらに「誕生日アート」の制作もスタート。52歳もあと3日。誕生日までに間に合うかしら。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です