はぐくみ宴

【一日一作プロジェクト】キャンバス地にペイントして「はぐくみ宴(うたげ)」を作った。床も、壁も、テーブルも進行中の作品でいっぱい。スペースを作るため

「棚を取り外し、家具を捨てても」

解決されるどころか、あっという間に足の踏み場がなくなってしまう(汗)。「なぜだろう」小首をかしげて目の前の光景を眺めているうち、はたと気づいた。

「作品のサイズがどんどん大きくなっている!」

そう、スペースがあるから(笑)。作品をよけながら歩き、物を取るのもつま先立ちで、よろよろと棚やテーブルに近づく。

「そうしないと、物も取れない」

ほど、文字通り「アートが生活のど真ん中」に。我ながらすごいと思うのは、こんな中でも

「踊れる」

こと(笑)。音楽さえかかれば。フラメンコやサルサのステップを踏みながら「回遊魚システム」で、次々移動しながら制作していく。

「やり始めるのは大得意だけど、完了するのは大の苦手」

という私が、それでも必死に「できるだけ早く完了」させようとする理由の一つに

「床掃除」

がある。スペインの床は基本タイルなので「モップの水ぶき」が主流。週2回の水ぶき掃除のため、長い間、床に物を置いておくことができないのだ。でもまあ、そのおかげで

「次回のモップ掃除までに完了して床を空けねば」

的な締め切り感も(笑)。さて。今日の作品の主役は植物たち。種、芽、葉、花、ツル、実・・・が、のびのびと舞い踊る。

「はぐくみ宴(うたげ)」

太陽(赤)、水(青)、大地(黄)に抱かれて。育みの宴。最初は絨毯のように床に広げて描き、その後テーブルでペイント。それでふと思ったけど

「カーペットやテーブルクロスにいい」

図柄(笑)。こんな上でごろごろしたり、お皿置いたり。楽しそう〜。おうちが華やかに〜。実は「2020年」とサインを入れてから、ペイントを再開。まるで違うものに生まれ変わった。

さて。コロナ規制。本日新たにマラガ市周辺の町が次々と「都市封鎖・市町村リスト」にその名を連ねた。容赦なく全てのお店はクローズ(涙)。

マラガはなんとか今日のところは持ちこたえたけれど、いよいよ「王手」がかかった。私も覚悟を決めて、画材屋へまとめ買いに。春まで描き続けられるように。

せめて。「希望」を描き続けたい。どんなに厳しい冬も、その後に「春」を持っている。

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