お泊りディナー&笑咲

【一日一作プロジェクト】ハビ吉への感謝を込めて「笑咲(わらいざき)」を作った。コロナ規制により市内・町内しか移動できず、夜10時には絶対家の中にいなくてはならない。

「夕食しようと思ったら泊まるしかない!」

パジャマを持って行ってきました(笑)ハビ吉宅。着くなりマスクを取り、パジャマに着替え、もふもふスリッパ。あぁあ、ものすごい開放感。

「夕食を一緒にするなんて久しぶり〜」「なんか不思議な感じ」

私たちの生活は根こそぎ変わった。「一緒に夕食をする」こんな当たり前のことが、特別なイベントに。お泊りセットまで持って。

「クリスマスの飾り付け、始めたんだよ。ももの家は?」

うちにはツリーも、ろうそくも、何もない。唯一あるツリー用ピカピカライトは「間接照明」として、テーブルを明るくするのに使われている。

「まずは赤ワインで乾杯〜」「サルー」

おいしい手料理&美しいテーブルセッティングに、心も会話も弾む〜。ろうそくの灯りがいい感じ。うちは飛び回るオウムがいるので、ろうそくは使わないのだ。

「こうやって毎日食べてるの?」「そうだけど」

なんというか、私の日常風景「絵の具の間でオウムと食べる夕食」とは、何もかもが違う。これが「人間の生活だ」と思えてくる。

「前菜もスープもスペアリブも、めちゃおいしいよ!」「僕より食べてる」「だって、おいしいんだもーん」

私の料理より(笑)家もきれいだし。改めて見回すと

「この家には、うちにないものが沢山あるね」「何?」

「ソファ、テレビ、ツリー、ろうそく、オーブン、電子レンジ・・・」「それ、なさすぎじゃない?」

コロナ規制は、私たちから沢山のものを奪った。だからこそ、今一緒にいられること、笑い合えることに感謝。だから「笑咲(わらいざき)」。

「食後酒にジントニックはどう?」「飲むーーーっ!」

叫べば、出てくるのだ。あぁあ、なんという贅沢。さらにケーキをほおばりながら、夜中の1時までおしゃべり。

「クリスマスの夜みたい」「イブの夕食、作るの手伝いに来てよ」

昨年のクリスマスは、ひどい風邪で10日間ダウンしていた。今年はぜひとも楽しくクリスマスを祝いたい。ビジャンシーコを歌い、踊りながら。

「明日の朝食には、叔父さんが来るよ」「了解!おやすみー」

まさかその時、思いっきり寝坊して「パジャマのまま叔父さんをお迎え」するとは、思ってもいなかった。(明日に続く)

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