通りから歌声が!音花楽鳥

【一日一作プロジェクト】通りから突然、歌声が聞こえてきた。1ヶ月半ぶりに。「音花楽鳥(おとばながくどり)」。5/2からいよいよ「一日一度の散歩」が許可される。

「自宅から1キロ以内。6:00-10:00または20:00-23:00」

と、条件は厳しい。「時間割」は3つのグループに分けられ、14歳以下の子供たち(大人同伴)は12:00-19:00。70歳以上の高齢者(および介護者のいる方)は10:00-12:00および19:00-20:00。

「自宅から1キロってどれくらいなのか」

考えたこともなく、なんとなく「往復で1時間くらいの範囲かなぁ」とぼんやり思っていたら、さっそく友人のカルメンが

「私の自宅を中心に、1キロ圏が丸く囲まれた地図」

を送ってくれた。なるほど。ここがうろうろしていいゾーンなのか。すぐにお礼のメッセージを送ると

「残念ながら南は海なので、北東西をうろつくことに」「泳ぐこともできる、ってことか!」

今日は30度まで気温が上がり、完全に夏日。オウムから「湯たんぽ」を取り上げようとするが、もうすごい勢いで怒る。上に乗って降りない。使って噛んでもうボロボロなのに。

非常事態宣言と共に始めた禁酒を、やっと解禁。医療従事者の方々へのリスペクトもあって控えていたので、実に1ヶ月半ぶりの

「ビールで乾杯!」

やっぱりおいしいな(笑)レモンをひとかけら入れて。青い空と海を眺めながら、久々のテラスバー。国民が心を1つにして行動したおかげで、この日を迎えられる。

とはいえ、たった一日で300人弱の方々がコロナウィルスで亡くなった。まだまだ先は長い。第2回戦はこれからなのだ。マラソンのつもりで行かないと息が上がる。

今日は思いがけず「歌声」が届けられ、心をそよ風が通り抜けた。こんなこと1ヶ月半ぶり。しーんと静まり返っていた通りから、突然降って湧いたように。

「音花楽鳥(おとばながくどり)」

私たちの心を癒し、慰め、元気にする。音楽は魔法の風。私もピアノで何かできるかもしれない。

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