紫と緑のぶどう月鳥

【一日一作プロジェクト】紫と緑の2色は、マラガの旗の色。マラガカラーをまとう「ぶどう月鳥(つきどり)」。スペインの封鎖緩和計画がいよいよ具体的になってきた。

「5/2から住居より1キロ以内の散歩許可」「5/11から一部の営業許可」

その発表は、外出禁止令(封鎖システム)の中で暮らす私たちには「春を告げる」声。生活と仕事の再開に、友達から喜びのメッセージがばんばん入る。

「もとの暮らしに戻れる!」

その大切な第一歩。とはいえ、何をやるにも条件がきっちり決められている。あたりまえだけど、スペインはまだコロナウィルスとの闘いの真っ最中なのだ。

「○○スーパーの従業員にコロナ感染が出たって!」

「子供達はかからないなんて嘘。血圧や心臓とかにおかしな症状が出てる」

「一度コロナにかかっても免疫ができない人もいるって」

「マラガ県にはコロナ感染者ゼロの村が沢山あるよ」

踊り場井戸端会議は、今日も盛況。私は参加しなかったけれど、ドアの外からお隣さんたちの

「おしゃべりする声」

が聞こえてくるだけで「日常感」「安心感」に包まれる。普段ならうるさいおしゃべりも子守唄に(笑)。洗濯をすませ、テラスで日光浴。

「太陽の光を浴びる」

だけで、瞬く間に精神と肉体がリセットされる。なんてすばらしい太陽!こんなにテラスで過ごしたことは、スペイン生活20年で初めて。

「布があれば、マスクが作れるのに」

そんなお隣さんの声が聞こえたので、うちに山ほどあるハギレを集めてお届けしよう。次回の井戸端会議に。

そんなハギレを寄せ集めて作った、マラガカラーのスカーフ「ぶどう月鳥」。実は日本、インド、スペインの生地が一つになっている。

禁酒生活もはや1ヶ月半。外出禁止令がとけたら、一人マラガ・ドゥルセ(マラガの甘口ワイン)で乾杯しよう。思いを、祈りを形に。

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