【一日一作プロジェクト】「春夢（はるゆめ）」。希望の芽をにょきにょきと伸ばし、命が舞い飛ぶ「夢文字」シリーズ。時計アート第2弾。
「両手でハートを作る動画を送って！」
ダンス教室の先生から、いきなり届くメッセージ。聞けば、仲間たちがそれぞれ自宅で自分らしく撮った「ハート動画」を、最終的に一本の
「愛のメッセージビデオ」
として編集したい。のらしい。おぉお〜。楽しそう。急にわくわくしてきた（笑）まずは家の掃除をしなくっちゃ。それにセルフィでビデオを撮る練習も。
「オウムも入れてね」
とリクエストがかかり、オウムが立つであろうポジションも考えつつ、撮影スペースを準備。ともかく自分の動画は見た瞬間に
「アートの波動がどかーんとみなぎっている」
のがいい。たとえ数秒のビデオとはいえ、やるなら全力を尽くしたい。というわけで「動画作り」の準備がスタート。
スペインのコロナウィルス感染者は208000人に。4000人増。一日で435人の方々が亡くなった。毎日増え、毎日亡くなる異常。それもこのケタで。
「病院が戦場に変わった」
のが、わずか1ヶ月前。戦場に行かずにすんだ私たちにも、目に見えない鬱的気配が少しずつ忍び寄る。塵のように。音もなく心にひたひたと、何層にも積み重なる。
「なんとなく気分がふさぐ」「やる気が出ない」
そんなメッセージを時に送り合い、励まし合いながら、一日一日進んでいく。とても来週のことなど考えられないくらい、今ここ。に今の私たちは生きている。
キューバ音楽の「ベインテ・アニョス」に心を奪われ、今日はYouTubeで200回以上繰り返し聴いた。音楽屋（ミュージシャン）だった頃
「たった一小節を200回繰り返し聴く」
という荒業を日常的にやっていたので、朝から晩まで同じ曲を聴いていても、少しも飽きない（笑）ただ、お隣さんが大丈夫だったか、は別。
春はそこにあるのに、今年は窓から眺めることしかできない。だから「春夢」。希望の芽をにょきにょきと伸ばし、命が舞い踊る。
春は私たちの心の中にある！祈りを形に。
