3作目のシンプル茶碗

今日の陶器教室で「茶碗を1つ」作ることになった。「凹凸がなく背の低いもの」という条件つき。

ピット・ファイアリングという焼きを来週末に全員そろって試すため。それ用のシンプルな器がいるとのこと。

私が作った1作目、2作目は見事に「別の焼き」対応なのらしく、とりあえず置いといて3時間で茶碗を作りあげることに。

「シンプルにね!」と口を酸っぱくして言われたので、気をつけようと思う。が、気がつくとどんどん形を造ってしまう。

3時間後。なんとか「低くて凹凸のないもの」が完成。先生は笑いながら

「何を作っても、もも印!」

と、やっぱり茶碗らしくないものを、そのまま受け入れてくれた。あきれているのかもしれないが、いくつか貴重なアドバイスをしてもらえた。

「技術は教えられる。でも想像力は教えられない」「見た人が、あっこれはもも陶器だ!ってわかるのは大切なこと」

そして。

「いつか、もも陶器を買ってくれる人ができたら、その人たちのためにも、ももワールドを作り続けていくのが作家の義務である」

とも。わずか1カ月半ではあるが、私の中で何か急速に生まれ、大きく育っている。まだ何かわからないけど。

私はいつも「感じ」や「思い」「行動」が先なので、理解や言葉はずっと後。だから「説明できない行動」が多い。

自分でもわからないのだから、周りにいる人たちには大迷惑。なはず。仕方なくほかっておいてくれるのだろうが、家族や友人の包容力や理解力は本当にありがたい。

赤土も始めた。こっちの方がずっと硬い。土によって、焼き方によって様々な表情を見せる陶器。

私にはちょっと奥が深すぎる気もするが、自分に合ったスタイルをこれから見つけていけたらと思う。

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