13.極上イタリアンで乾杯

展示会の「アフターセブン」は続く。この日は伊藤さんご夫妻と小澤さんの四人で、極上イタリアンを堪能。の一夜。

仕切りはもちろん小澤さん。ソムリエだった小澤さんに任せておけば全てよし(笑)あとはひたすら飲んで食べればいいのである。

が、いつも「小皿への取り分け」をして下さるので申し訳ない、と今回は私が立候補。

「やります!お任せください」

それが。自分で言うのもなんだが、せっかくのすばらしい料理が、私が取り分けたとたん、どこか悲しげでシュンとしてしまうのである。

「あんなにおいしそうだったのに」

愕然としてつぶやくと、小澤さんがさらり

「やりましょうか」

それが。うそ。全然違う。量も、順番も、バランスも。いきなり、極上イタリアンの雰囲気がカムバック。

「あのー、私の盛り付け。採点はどれくらいでしょうか?」

「本当のこと言っていいの?」「もちろん」

「10点中・・・3点くらいかな」

これには伊藤さんご夫妻も大爆笑。改めて気づかされたが、驚くべきは

「伊藤さんはこう言う部分が好きだし」

「このくらいの量でいいんだよね」

と、それぞれの人に合わせて、部分や量などを的確に判断し、一瞬でお皿に取り分けてしまうこと。これは明らかに技。である。

「ただ均等に四等分すればいい」私とは、わけが違う。途中で疲れてグラスに手を伸ばしている場合ではない。

さて、まずはビールで乾杯。伊藤さんご夫妻はワインが大好き。なので、いつもボトルで注文される。さっそく白。続いて赤。4人で2本。すごいな〜。

それも、すばらしいイタリアン料理を堪能しながら。あぁあ、至福の時。前菜から始まり、ハム、魚、タコ、肉、パスタ・・・

尽きないお料理とおしゃべりに大満足。実際はもっと食べましたが、コースの一部を紹介します(写真)。

イタリアの地方の料理。というのかな。素朴で食べがいがあって温かくて。パンだって手作り。なんだか元気になってくる。

どれもこれもおいしい〜。マラガで食べるどんなイタリア料理より。いつかスペインに「出張シェフ」してくれないかなぁ。

さて、最後のコーヒータイムは、店長でありこのお店のシェフである林さん&奥様と共にテーブルを囲む。

作ってくれた人の顔が見られるっていい。それが笑顔だと、もっといい。林さんとかわいらしい奥様、真心のこもったお料理の数々を本当にありがとうございました。

元気が出る、笑顔になる。また行きたくなる。そんな私たちの行きつけイタリアン「ネグラマーロ」。

池下駅から徒歩5分。こじんまりとした落ち着いたお店は、大切な人と出かけるのにおススメです。ブラボー!グラッチェ。

(明日に続く)

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