アトリエランチ

昨日の続き。ハビ吉・ダビー・アウローラをご招待するべく、勢いよく手料理をふるまったまではよかったが
「で、いったいどうするの?この残り」
「・・・・・・」

そう。私たちは四人なのに、作ったのは軽く八人分。どっさり余る。いくら彼らがよく食べるとはいえ。

「持って帰れない?」
「無理。これからセマナサンタ(聖週間)のパレードを見に行くんだから。もも、一緒に行こうよ」
「いったいどうしてこんなに大量に作ったの?」
「・・・・・」

私には、大きく二つの機能しかついていない。
「作るか、作らないか」
「すっごく作るか、まったくなしか」
「とことんやるか、見向きもしないか」

いったいどうして、こう白黒はっきり
「すべてか、なしか」
のどちらかになってしまうのだろう。悲しい習性である。

「まずはお隣さんにあげましょう!」
それでも、余る。うーん。どうしよう。そこで、白羽の矢が友人カルメンに。

「いきなりなんだけど、明日ランチしに来ない?」
事情を正直に話し
「余り物をなんとかしなくてはならない」
ことを伝える。この辺は、親しい友人なので大丈夫。

「バーレ(OK)!何か持って行こうか?」
「ううん、だめだめ。あるものを食べつくさないと!来てくれるだけでうれしい!グラシアス」

で、カルメンの登場(写真)。静かで穏やかで、知的で謙虚で。アート、カルチャーを愛する私のよき友人。一回り年上なこともあり、いろいろな面で親身になってアドバイスをしてくれる。

カルメンいわく、私は
「トゥ・ノー・パラス・ヌンカ!(あたなはいつもノン・ストップなのね)」
はっきり言えば、落ち着きがない。いつも動き回っているイメージなのらしい。そういえばベラも

「まるで、子ザルと暮らしているみたい」
「お願いだから、視界の中をちらちら動き回らないでくれ」
「食事中に三度も四度も席を立たないで!」
などと、よくぼやいていたなぁ(笑)。すみません。

カルメンのおかげで、余りものが楽しい「セマナサンタ・ランチ」に変身。ムーチャス・グラシアス!

この日も天気が悪く、テラスランチは無理。なのでアトリエが再び食事会の会場に。絵の具やキャンバスに囲まれて食べる、これぞ「アトリエ・ランチ」(笑)。

本当に今年は、スペインは異常気象で「寒くて雨ばかり」。ふだん一年の270日が晴天。と言われる太陽に恵まれたマラガでさえ
「一週間連続で雨」
「四月にコートを着る」
「朝晴れているのに、午後から雨」
などという、いつもならあり得ない気象状況が続き、すっかり私たちマラガっ子を「情緒不安定」に追い込んだ。

慣れていない気候やサイクルというのは、それだけで
「心に影響する」
ことを、身を持って体験。実感。友人間でもこの春ほど「気候」が話題になったことはない。

食べて笑っておしゃべりして。盗難事件の残した傷跡が、こうして少しずつ癒されていくのを感じる。友人たちの笑顔やキスや、温かな腕や体温で。

「私は、生きている!」
それを実感するのは、こうして友人たちといる瞬間。一人じゃ生きていたってつまらない。そして絶対に乗り越えられなかった局面が、私の人生には沢山あった。

そんなセマナサンタ(聖週間)二日目。いよいよ三日目は、ドライブランチに出発。はたして・・・
(明日に続く)。

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