10・シャガール展&再会ランチ

昨日の続き。どうしてもスペインへ帰る前に行っておきたかった
「名古屋市美術館のシャガール展」

さっそく朝から豊橋より、名鉄で一路名古屋へ。正月休みの真っただ中なので「混んでるかな~」と思いきや、チケットも列なしで買えていい感じ。

いざ展示会場へ。おおー。すごい。本物の迫力。なんというか、すごい贅沢。右も左も、どこを見てもシャガール。当たり前だけど。

こんな大量のシャガールが一堂に集まったのを、私は見たことがない。手元の「出品作品リスト」で確認するとなんと!全175点。すごい~。

なにしろ会場が広く、展示数が多いのでゆったりとしている。少し待てば、正面でじっくり作品を見ることができるのがいい。

最初から、すでに感動の頂点。シャガールの世界にぐいぐい引き込まれていく。見ても、見ても、まだある。色、構図と、モチーフ・・・あらゆる衝撃が私を揺さぶる。

そうして目と心に飛び込んでくる衝撃、エネルギーに身を任せながら一回目。まずは思いっきり
「シャガールの波にもまれた」
という感じ。

さて、二回目はもっとじっくり。ここで手元の「出品作品リスト」を改めて見る。感じたことをメモ。近寄ったり離れたり。部分的に眺めたり。

さらに、三回目は全部は見ない。心を大きく動かされた作品の前だけに立つ。ひたすら眺める。この時見ているのは、色や構図、モチーフではなく
「何に自分が感動しているのか」

この答えがすぐに出てくる時もあれば、数日、あるいは数か月たってある日「ぽんっ」と届けられることもある。それがおもしろい。

確か前回の日本帰国では「愛知県美術館のゴッホ&ゴーギャン展」で、日本滞在をしめくくったのであった。が、その時購入したのは「シャガール作品集」。そしてまた今回も「シャガール作品集」を買ってしまった。

さて、二時間半かけてたっぷりアートを堪能した後は、おまちかねのランチ。もうお腹ペコペコ。この日ランチをご一緒してくださったのは、25年近く会えないでいた大切な友人。

ウナギに舌鼓しながら、久々のランチに話がはずむ。わずか二時間余りではとても時間が足りない。でも大切なのはこうして
「再会」
できたこと。そしてこれから少しずつでも
「時間を重ねて」
いける、そのスタートが切れたこと。

自分のことを憶えていてくれる人がいる。だから私は、日本に帰る。笑顔が見たくて。声が聞きたくて。お忙しいところ、本当にありがとうございました。
(明日に続く)

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