お尻にキス!のジローナ伝説

昨日の続き。「ウルグアイ風・豪快バーベキュー」の翌日は、お隣の町ジローナへ観光に。オニャル川に沿ってたたずむ旧市街の美しいこと!この風景こそ、ジローナの顔(写真一枚目)。

さて、今回お目当ての観光ゾーンは旧市街。「迷路のような石畳の小道が続く」ひなびた風景が、私たちを待っていてくれるはず。あぁあ、興奮するなぁ。まずは川のこちらの新市街に車をとめ、橋を渡って旧市街へと入る(三枚目)。

おぉお。いきなり、中世。くらいの変化(二枚目)。初めて知ったが、旧市街は「坂道と階段」の連続。なのだった。
「ベラだったら、とても歩けないなぁ。どうしよう・・・」
などと、今でも瞬時に思う。条件反射とは、おそるべきものなり。

旧市街のへそである「大聖堂」を中心に、観光スポットが密集しているのでとても便利(五~九枚目)。ジローナの旧市街は、とてもおもしろい構造をしている。

地図を見れば一目瞭然。「北を城壁に、南を川に」囲まれた自然城塞都市。川を渡って攻められても、一気に奥まで入り込まれないよう、迷路のような小道がはりめぐらされている。

町全体が、進入を阻む城塞都市。なので、旧市街を歩いていると、まったくまっすぐ進めない。というか、方向感覚がおかしくなってくる。その複雑さを実感するためにも、あまり地図など見ずぶらぶら歩いてみるといいかも。

城塞の上には登れるので、ぜひ行ってみてください。「はぁはぁ」言いながら、登るだけの価値あり(八~九枚目)。ジローナの町が一望できます。城壁の上の細い通路を歩くことも可能。八枚目の写真、この「溝」のようなもの。これが通路です(笑)。

さすがに歩き疲れて、カフェテリアで休憩(十一枚目)。石畳&石造りの家並みに囲まれてひと休み。あぁあ、癒される~。コーヒー、ビールともに一杯1,5ユーロ。スペインのいいところは、ドリンク類が安いところ。気軽に座ってお茶できます。

聞けば、五月の中旬には「花の祭り」が一週間に渡ってくりひろげられるとか。ぜひ、バルセロナから足をのばしてみてください。旧市街にはかわいいお店もいっぱい。マラガよりずっとある(笑)。でも、お値段はちょっと高め。で、私は見るだけ。

最後になりましたが、ジローナには不思議な言い伝えがあります。
「クマのお尻にキスをすると、また再びここに戻って来ることができる」
その福を呼ぶクマがこちら!ジャジャーン(十枚目)

「早く、早く!キスして、ほら!」
と、マリにそそのかされ、観光客の見守る中、キスをさせていただきました。ちなみにこのクマの像は高台にあり、階段を上っていくのですごく目立ちます。ちょっとした「舞台」。私以外、誰もしてなかったな。

ジローナ観光に連れて行ってくれたマリ、本当にありがとう。そして、こんなすてきな服をプレゼントしてくれて、ムーチャス・グラシアス!さっそく着ちゃった。「マラガで着てね!」って言われたのに(笑)がまんできなくて。

さて、これから帰って、ピアノを弾かなくちゃ!本日二回目のコーヒーを飲み、ルイスと犬ちゃんの待つ家へ向かう私たちであった。
(明日へ続く)

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