大寒波でハビ吉山荘へ避難

もう少し前のことになるが、スペインをものすごい寒波が襲った。私たちマラガはスペインの南の果て。なので、気楽にかまえていたら、なんと!市街&海岸部こそ降らなかったものの、マラガ県中、雪景色。

その日、私は朝からストーブでピアノレッスン。すると、アイフォーンが「ピン!」
と鳴り、ハビ吉から、一枚の写真が送られて来た(一枚目の写真)。
「おおー、これはロンダの町ではないか」

そう、この日お休みだったハビ吉は、一人車を飛ばし、山間の町ロンダまで雪を見に出かけたのだった。
「気をつけて帰ってきてねー」
と、メッセージを返し、レッスンを続けていたが、なんだかやけに寒い。ストーブはついているが、築二十五年以上で窓はしっかり閉まらず、そのうえカーテンもないので、すきま風がひゅーひゅーと入ってくる。

そんな中でも元気なのは子供たちで、私はレッスンを終えるや、湯たんぽにしがみついて震えていた。
「いったい、今夜はどうなるのであろう・・・」

というのも、うちの寝室には暖房器具がないので、湯たんぽだけが頼りなのだ。が、予報によれば、夜にかけて
「最低三度にまで下がる」
とのこと。日本ではこれくらいの寒さはふつうでも、私たちマラガっ子にとっては
「おおぉ、私たちはいったいどうなってしまうのだ」
的、驚愕。および不安。マラガでは、エアコンがついている家は少ないのだ。その時であった。またアイフォーンが「ピン」と鳴り

「今夜はうちに来たら?リビングには暖炉があるし、寝室にはエアコンもあるよ」
ハビ吉からであった。確かそうしてこの夏、四十三度の熱帯夜にも
「うちに来たら?クーラーがあるよ」
と、やはり泊めてもらったことを思い出す。まさに避難所である。

「行きます!」
リュックを持って、いざハビ吉宅へ。暖炉が赤々と燃え、なんだか「山荘」の風情。家の中が温かいので、薄着でもいいのだ。当たり前だが。
まずはワインで乾杯。

ハビ吉は昨年から「民泊」を始めた。のだが、こうして私たち友人が入れかわり立ちかわり泊りに来るので、いつも満員。困った人をほおっておけない性分なのだ。
「よし、動物占いでみてみよう!」
と、さっそくパソコンで検索してみると・・・

なんと!ハビ吉は「面倒見のいい黒ひょう」。なんかぴったり(笑)性格や特徴を訳しながら、大笑いしていたのだが、
「じゃ、私たちの相性をみてみよう!」
と、検索。その結果、驚くべき事実が。ショックで数秒、訳すことも忘れ私は固まっていた。
(明日につづく)

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です