あやうく本の下敷きに

一か月ほど前に作った
「本を置く台」の脚が
掃除中いきなり、壊れた。

長さ1,5メートル。
これを高さ20センチほどの脚で
支えていた。
その上に重い図鑑や、なんとか全集が
三段になって置かれていた。

本の重さに耐えきれず
脚が内側に
完全に折れ曲がってしまったのだが
そうなるまでには、過程があった。はず。
昨日まで異変には
まったく気がつかなかった。

とりあえず、のつもりであった。
来月あらためて本コーナーを
整理するための一時的な置き台だったので
軽く釘を打ちつけただけ。

が、脚は確実に
目に見えないほど少しずつ
傾き、ゆがんでいたのだ。
音もなく。

で、いきなり今日、である。
掃除をしていると
支える脚が、明らかに傾き
斜めになってしまっている。
「あややや、これはいかん」

身近に何か
支えになる板でもないかと見回すが
何も、ない。

このままでは本の重さに耐えきれず
脚が内側に完全に
ぽきりと曲がってしまい
山のような本は、すごい勢いで
私の上に落ちてくるのだろう。

「べラ、た、助けてー」
両手で、次第に傾いていく台を
懸命に支えながら叫ぶ。
が、返事なし。
いったい、どこにいるのか。
この小さなマンションで。

怒りと絶望で、頭が真っ白になる。
「いったいどうしたら・・・」
これを乗り切るには少なくとも
あと2本、腕が必要である。

「べラ~、助けてー、ポル・ファボール!」
ほんわかとした表情で
ベラがかけつけた時には、すでに遅し。

本を山のように乗せた台は
その両脚をゆっくりと畳みながら
音もなく、しかし確実に沈んでいった。
台が床の上に落ちる瞬間
私は支えていた両腕を
すばやく抜いた。

「本の下敷きにならなくってよかったね」
ベラは微笑みさえ浮かべながら
ここ3週間「回らない首」のかわりに
体ごと回転させながら
現状を確認した。

「明日、作ってあげるよ。
ももー、怪我がなくてよかったね」
危うく、本の下敷きになりそうだったというのに。
なんという、ほんわかぶり。

というわけで、明日は急きょ
本棚づくりをすることになってしまった。
はああぁー。
もう日曜大工は、今シーズン
終わったはずだったのに。

しかし、ベラ。
「首が回らない」ので
体を回転させているのだが
なんとなく動きが、ロボットっぽい。

なんとかしてあげたいなぁ。

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