水音道

【一日一作プロジェクト】カリグラフィアート「水音道(みおとみち)」を作った。実は1月に大寒波がスペインを襲った際、新しい習慣、というかシステムを導入。

「オウムの鳥かごを寝室に置く」

という。1年で1番寒い日でも7〜12度くらいのマラガ。この1月の大寒波の際にはさすがには底冷えし、朝から晩までストーブ。

「1日中ストーブをつける日は数えるほど」

のマラガで1週間連続。そりゃマドリッドに50年ぶりの大雪が降っていたんだから当たり前か。そんなわけで

「夜中でも唯一暖かい寝室へ鳥かごを大移動」

慣れてもらうために早めに寝室へ入り、一緒におやつを食べたり遊んだり。オウムはもう修学旅行気分で大はしゃぎ。うたた寝し始めた夜10時半頃を狙って鳥かごへ。

「くーーっ、ぐぐーーー」

みなさん、知っていましたか。オウムはいびきをかく生き物だってことを。それも人間と同じ音で(笑)。そして朝は7時半に起床。

「ひゅいーっ、ぎゃん!(鳥かごから出して〜)」「くしゅっ」

なぜか必ずくしゃみを一つ(笑)。鳥かごの扉だけささっと開けて、あわててベッドへ戻る。そこで始まったオウムの新しい習慣。

「サイドテーブルへやって来て朝のご挨拶」

その顔「おはよー」と言っている。よね?(写真)。「目覚めると布団の脇にオウム」って最初は変な感じがしたけど、本人は大満足。

「寒波中だけの特別措置」

だったのに、1週間で寒波が去り、さて鳥かごを定位置に戻そうとすると

「ぎゃぁああぁーーーーーっ」「ひゅい〜〜」「ふわあぁああ〜〜」

絶叫(汗)。なんなん。寝室にフォーエバー?これまで15年間、別々の部屋に寝てたじゃん。それを友人Cさんに伝えると

「床を同じくすると信頼関係も深まるよね」

「床」を「ゆか」と読んでしまい「なんで?」。それが「床(とこ)」であることに気づき、愕然。日本語は難しいのう。

そんなわけで寒波以来、オウムと寝室を共にしている。12時近くまでスマホを見ていると

「その光、うるさい〜。もう消して!」

と文句を言われ、日に日にサイドテーブルはかじられてぼろぼろに(涙)。夏になったら、涼しいキッチンへ帰ってくれるのかなぁ。

「水音道(みおとみち)」

「水(青ペイント)」の上に「音」文字が乗り、その上に「道」文字が。カリグラフィアート三つ重ねスタイル。

思えば、オウムが初めてうちに来た時、不安と緊張で寝つけず、鳥かごの中を何十回、何時間とぐるぐる回っていた。その時、安心してもらいたくて歌い始めた

「ブラームスの子守唄」

その習慣は今も続いている。口ずさんだり、ピアノで弾いたり。その曲が聴こえると、あくびをし、居眠りし始めるのでおもしろい。

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