5.クロ隊長と後藤KKに再会

昨日の続き。今日から名古屋で二泊三日。楽しみ~。なにしろ栄に安いホテルを予約してあるので遅くなっても安心。あぁあー。最終の時間を気にせずくつろげるなんて。

まずは「ブログ&オンラインショップの打合せ」も含めて、クロ隊長と栄で待ち合わせ。
のはず。であった。が、出がけにいきなり、ホテルのトイレが故障。取っ手を上げても、手ごたえまるでなし。もちろん水はまったく流れない。
「うそ・・・マラガならまだしも」

しばらく引っ張ったり、押したり、待ったり、祈ったりしていたが、約束の時間は刻々と迫って来る。
「ええい、ここはフロントに連絡だ!」

五分後、従業員のお兄さんが「道具持参」で駆けつけてくれる。しばらくガタガタいじっていたが
「大丈夫です。内蔵されているチェーンが外れただけですね」

よかった。ひとまずこれで出かけられる。便利なメッセンジャーで「遅刻」をお伝えしてはいたものの、小走りで待ち合わせ場所へ。

「すみませーん」
「トイレ、大丈夫だった?」
なんとか無事完了。しかし、ニッポンでまさかマラガと同じ目に会うとは。という話をすると
「確かに日本で、そういうことに遭遇することは珍しい」
そして、穏やかな口調でぽつり、とつぶやかれた。
「そういうものを、呼ぶのかも」
「・・・・・」

アクシデントを呼ぶ女。そういえば昨年、後藤kkにも何かの折に
「すんなりいっちゃあさぁ。芸風はドタバタなんだから」
と、言い切っていただいたことがあった。そう、何かが起こって当然。すんなりといかなくて当たり前。そうとわかれば

「どうしてこんなことが・・・」
と、悲しんだり怒ったりすることもない。
「とんでもないこと、これすべてネタ」
と、ありがたく頂戴すればいいのである。

さて、クロ隊長と最初に訪れたお店がこちら(写真一枚目)。
「ケーキ。みたいな、でもサラダ」
を食べられるお店。と、説明を受けるが、にわかには信じがたい。

どう見ても、ケーキ。でしょう、これは(笑)。しかし、すべて野菜。なのらしい。その横で、私は甘いものをいただきました(二枚目)。おいし。盛り付けやお皿がエレガンス。さすがフレンチレストラン。ランチの時間を過ぎたからか、なんと貸し切り状態。贅沢気分~。打合せとはいえ。

お茶を飲みながら「アイフォーン&iPodの使い方」について、クロ隊長より的確&明確なレクチャーをしていただく。一年前とは雲泥の差。あの時は確か
「メモが〇とか△」
で、自分でも意味不明(笑)。今年はなんと、メモが取れる!すごい進歩。

集中レクチャーも無事終了(それを果たしてスペインに戻って、一人で使いこなせるのか。は別問題)。お店を豆腐料理屋へ移して、後藤KKと合流(三~六枚目)。うれしー。

毎年、お会いするたびに思うが、年を重ねても私たちはとてもよく似ている。兄と妹。で通じそう。いつか、何かの機会に試してみたい(と、秘かにかに思っている)。

さて、近況報告が終わると、話題はすっかり「食生活」のことになった。お二人が痩せてスッキリしていらっしゃるのに驚き
「痩せられましたよねぇ」
「それがね、実は・・・」

で、始まった「食生活の見直し」。それがなかなか、ものすごい変化なのであった。一言でいうと
「夕食を早く軽くし、野菜を中心に。食事量そのものを減らす」
というものなのだが、その理由や説明を聞いていると「ほほーなるほど」と思わされることが沢山あった。

実は私もべラがいなくなってから、食生活が一変した。だが、お二人と根本的にちがうところは
「ちゃんと意識を持って」
取り組んでいるのに対し、私の場合は基本的に
「ずぼら」
が、源である。

にも拘わらず、結果から言うと、お二人の食生活と私のずぼら粗食生活とは、かなり似ているのであった。ベラがいなくなってから
「まず食事量が半分近くになり、夕食が早くなり、作るのも片付けもめんどくさいので、調理が簡単な生野菜と音野菜が中心」
これに、日替わりで卵、チーズをプラス。肉と魚は週に二、三度程度。

さらにデザートに至っては、食材そのまま。
「ヨーグルト、ナッツ類、はちみつ&ゴマ、はちみつ&シナモン、バナナ」
が、定番。なにしろ、オウムが食べられるものでなくてはいけないし。一緒に分け合って食べるので。

「じゃ、このままでいいのかぁ」
「食べないと、体調いいよね」
確かにお二人とも、すっきりとした顔をされている。体験談などいろいろ聞いているうちに
「うーむ、なるほど。『健康意識』と『すぼら』は、遠くて近いのかも」
と、改めて思う名古屋の夜。であった。
(明日に続く)

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