セイタカアワダチソウ

TVで「女性を花にたとえると・・・」というコーナーがあった。
みんな美しいバラやひまわり、カーネーションなどにたとえられていたが
突然わたしに脳裏に、はるか昔の記憶がよみがえってきた。
それは会社員時代、このブログ制作スタッフである上司や先輩、後輩と
「会社の女の子を花にたとえると・・・」をしていたときのことだ。
女の子はそれぞれ美しいすみれ、バラ、ゆりなどにたとえられていた。
いよいよ、わたしの番。うきうきしながら男性社員の顔を見回すが
みな、困ったような表情を浮かべながら
「ももちゃんねえ・・・」
と、言いよどんでいる。そのとき、沈黙を破ったのが大野さん(制作スタッフ参照)だった。
大野さんは勇気がある。いつも自分の意見を、口調は穏やかだが歯に衣着せず表現するので
仕事上、みんなをよく驚かせていたものだった。
大野さんは、穏やかな口調でおっしゃった。
「セイタカアワダチソウ、って感じかな」
その瞬間、みんなの頭をよぎったのは、
「いったい、どんな花なんだ?それは」であった。
今まで、名前を言われればすぐ姿が浮かぶ花があげられていた。
どれも花屋さんで贈り物として売られている品のある花だ。
「あの~線路のわきとかに咲いてるやつですかねえ」
「黄色い花をつける?あれ?原っぱに咲いてる?」
みんなは、花のイメージを追うのに一生懸命だったが、
わたしはまったく別のことを考えていた。
「あの・・・セイタカアワダチソウ、って、『ソウ』ってことは、
花じゃなくて、草じゃないんですか?」
一瞬、場がし~んとなったが、そのことでかえってそれは肯定されたような形となった。

大野さんはおぼえてないと思いますが、あれからずっと気になってるセイタカアワダチソウ。
「何でも調査隊」のクロ隊長に、ぜひ調べてもらいたいですね。
いったい、どんな花なんだろう・・・。momo

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

「セイタカアワダチソウ」への3件のフィードバック

  1. う~ん、ぜんぜん覚えてないけど、言ったんだろうね。
    セイタカアワダチソウ・・・うーん。雑草の大きいのだよね。
    確かに失礼だよね。

    そうそう、うんうん
    ・・・でも、結果的に
    ぴったりだったような感じがしますねぇ。(笑)
    たくましく線路の脇にも生えている。
    だったら
    たくましくも可憐な「なでしこ」って言えよなって感じ。

    でも、momoって可憐じゃないよね。枯れん、だよね。(大笑)

    除草剤にも負けるな!

  2. セイタカアワダチソウに例えるとは・・・。大野さん、大胆ですね。でも、強くたくましく太陽に向かって伸びる色鮮やかなあの植物の姿は、このブログで知るmomoちゃん(ちゃん呼ばわりでいいのか?)の生き様と重なります。

    植物の名前に疎い私ですが、セイタカアワダチソウはとってもよく知ってます。何故かというと、昔、NHK「みんなのうた」にあったのですよ。「セイタカアワダチ草」って歌が。探したらYoutubeにあったので、リンク貼っておきます。この背景にある黄色い植物がセイタカアワダチソウです。

    http://youtu.be/XlDlNsL3c7s

    ちっちゃい頃から調べ物大好きな私は、この歌を聞いて、もちろん調べました。そしたら、根っこから出る毒によって在来植物を駆逐しながら大繁殖する帰化植物とわかり、とってもびっくり。歌のイメージ、ないじゃん・・・。

    当時は空き地や手入れのされていない庭に、必ずと言っていいほど、高さ2メートルぐらいのセイタカアワダチソウが群生してました。ひとつひとつはひょろひょろしてるのに、あの密度感と黄色の強い色が印象的で、植物に疎い私でもすぐわかるその姿形を非常に好ましく思っていました。

    ただ、最近はあまり見なくなりましたね。原因はこの草の肥料(ネズミやモグラのフン)を出してくれる動物が駆除されたこと、他の植物が減った結果、自らの毒で自らの成長を抑制してしまうようになってしまったことのようです。逆に花屋さんでよく見るようになりましたが、ちっちゃな切り花より、あのみっちりぎっちり上から見下ろすがごとく生えているセイタカアワダチソウの方が私は好きです。

    というわけで、momoちゃん、絶対、日本で見てますよ。セイタカアワダチソウ。土さえあれば、黄色く密集して生えていたその姿、記憶にありませんか?

  3. コメントが遅くなり、すみません。結婚式の打ち合わせで、「あわわわ・・・」となってました(また近況で書きます)。
    大野さんの言葉「『可憐』じゃなくて『枯れん』だよね」って、「おお~っ、うまい!」って思わず
    感動してしまいました。が、よく考えると、失礼じゃあないですか、やっぱり。
    なんかいつも、大野さんの穏やかな声と上品な口調にだまされて、
    好きなこと、言われてる気がします。
    で、ムッとしながら最後の言葉「除草剤に負けるな!」 
    応援のエールみたいで、なんだか、うれしかったな。
    「よ~し、がんばろう!」ってすぐに思っちゃう、体育系だから。言われてる内容より先に。

    クロ隊長!綿密な調査、ありがとうございました。
    「セイダカアワダチソウ」についての、長年の疑問が解けました。
    写真を見て、びっくり!群生という感じですね。
    花1つ1つは目立たないが、黄色がうわ~っと広がって景色そのものになっている。
    今までムッとしていましたが、写真を見て感動しました。
    アンダルシアの大地に見渡す限り広がる、ひまわり畑を思わせます。

    ひまわりもセイタカで、黄色。真っ青な空の下、目に染みるような光景です。
    5,6月が咲き頃、クロ隊長にも1度、見てほしい『黄色と緑と青だけの風景』です。

    実はわたしの好きな色は、黄色と緑。
    『家塗り』にも1番多く使われていて、この2色をベースにしたグラデーションがあちこちに。
    わたしたちの住んでいる『極彩色の家』の写真も、また載せたいと思いますが、
    まずは、デジカメを買わないと・・・はぁ~。
    生活を現代化していくのは、なかなかたいへんです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です