記念切手の贈りもの

CIMG4899 友人の柴宮さんか
ら手紙が届いた。
その中にこんな
素敵な記念切手が
入っていた。
「日本スペイン交流
400年周年」。
日本の使節団が
スペインを初めて
公式に訪ねてから
400年。

そのとき誰が400年後、飛行機で自由に行き来できるようになる
と思っただろう。

柴宮さんと私は、もう二十年近く文通をしている。
出会ったときはまさか、二十年も国境を超えて
手紙をやりとりするとは、思ってもいなかった。
私たちは普通の友人がするように、いっしょに食事をしたことも
どこかに出かけたこともない。
でも、お互いの生き方に惹かれ、遠くで輝く星のように
生きていてくれることを感謝しながら、暮らしている。
縁とは不思議なものだ。

群馬県で日本料理店をされている柴宮さんは
「日本食でいっぱいの小包み」
を、何度もマラガへ送ってくださった。
私が、日本食を恋しがっているにちがいないだろうと心配して。
何度、その思いやりに、助けられてきただろう。
あの日本食はすべて、音符や音色になった。

いつか、柴宮さんの握る寿司を食べに、お店へ行ってみたいと思う。
あるいは、マラガに来てくれる日と、どっちが早いか。
手紙が届くたび、そんなことを思う。

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