「WindowsXPが終わるんだって!」
「なに、それ?」
「知らないけど、僕たちのパソコンと関係あるらしいよ」
4月10日になっても、私たちは「WindowsXPのサポート期間終了」のことを
知らずに生きていた。それが突然、友人のS氏から
「で、どうするの?パソコン。Windous7か8に買い換えないと」
「うちのパソコンまだ壊れてないから、買い換えなくてもだいじょうぶです」
「えっ・・・」
余裕の私たちに、S氏の方が言葉を失って固まっていた。
「でも、XPはもう終わったんだから・・・」
「終わった、って?」
「ほんとに何も知らないの?」
S氏は、気の遠くなるような忍耐力で、私たちに「XPさよなら物語」を語ってくれた。
それでも、一割くらいしか理解できなかったが
パソコンの世界には「サポート期間」というものがあることを、
私たちは初めて知った。
そして、パソコンというものはときどき「バージョンをアップ」するらしい。
まったく、何が何をするのか見当もつかないが。
確かクロさんが一度「バージョンアップ」という言葉を
ブログで使われたような気がする。
そのために私はお供え物をして祈ったのだ。
「バージョンアップさせてください!」と。
あれも、このようなカタストロフェ(地球規模の大異変)だったのだろうか。
なにしろ主語も目的語も動詞もわからないので、S氏の言葉に
「はははぁ~っ」
「やややーっ・・・」
と、うなるしかない。最後にS氏は、私たちを正面からぴたりと見据えて
「このままパソコンを使い続けますとね・・・
口座からお金を取られたり、写真が盗まれたりするんですよ」
と、世にも恐ろしいことを告げてくれた。
「そんな・・・・・」
この世の終わり、とはこういうものか。
その夜は、あまりのことに夜中に何度も目が覚めた。
やっとメールが送れるようになり、写真が保存できるようになり、
ブログが一人で入力できるようになり、中古プリンターも設置してもらい・・・
「これで私も、パソコン生活のスタートだ!」
と、喜んでいた矢先に。寝耳に水。いったいどうしたらいいのか。
「とりあえず、ビールス対策だけはしっかりとしといてください!」
そう言い残して、S氏は去っていった。
その後ろ姿を見送りながら、私たちは
この世の終わりはある日、こうして突然やってくることを悟った。
「ピピピッ、危険を察知しましたっ!」
それ以来、一人危険に立ち向かうパソコンが、けなげに思えてくる。
「あああっ、がんばって!頼むわよ」
「今、撃墜したんだよね、ビールス。よしっ!」
運命共同体のようになってしまったパソコンと私たち。
「三人集まれば、もんじゅの知恵!」
と力強く言いながら、もう「もんじゅ」という漢字は書けないな、と思った。
(「この世の終わりか、WinowsXP(2)」に続く)
あー!XPなんですか(⌒-⌒; )
XP使っている人と繋がってる私のコンピュータに害があるんです
なので、お付き合いさせていただくのは辞めさせて頂きます
私のパソコンに入っているクレジットカードの情報やら、いろいろなパスワードが漏れてしまうのです
そちらが困らなくても、こちらが非常に困るので
関わりたくありません
って事になるんですょー
この世の終わり2、で改善してなければ、真面目に付き合いできませんのでm(__)m