防寒対策はサルサ

わたしたちの住むマラガは
スペインの中でも一年中、温暖な気候である。
これもすべて、南に広がる地中海のおかげ。
冬あたたかく、夏涼しい。これすべて、海のおかげなのだ。

冬でもマラガの海岸部には「雪」は降らない。
が、さすがに2月は寒い。
日本と比べたら文句は言えないが、それでもこの時期
「最高14度、最低6度」とかになる。

なにしろマラガは、家のつくりが「夏向き」にできているので
いかに暑さをしのぐか、に重点がおかれ
冬の対策は、考えられていない。
石やタイルの床から、しんしんと「冷え」が立ちのぼってくる。

で、防寒対策である。
エアー・コンの少ないマラガ。わたしたちのマンションも、しかり。
基本はストーブだが、家全体が温まるわけではない。
どうしても寒いときは、原始的であるが「体を動かす」に限る。

そこでわたしがよくやる「暖」の取り方は
1、のこぎりを手に、日曜大工
2、壁ぬり
3、サルサを踊る

わずか20分もやればよい。
車と同じで、動かしたあとはしばらく体は温まっているものだ。
たとえば、昨日のわたしの一日を紹介しよう。

朝起きて、のこぎりで板を2,3枚切ったあと、その足でピアノへ。
弾いていると足腰が冷えてきたので、がばっと立ち上がりリビングへ。
サルサを3曲踊り、朝食。
ピアノ教室の教材を用意していると、また寒くなってきたので
テラスで体操。さらに、壁ぬり用の塗料と新聞紙の用意。
べラと結婚式のプログラムの打ち合わせ&合わせ練習後
イスに上ったり下りたりしながら、壁ぬり。
「踏み台昇降」くらいの運動量はある。
昼食。
食後20分は、テラスで日向ぼっこ。
午後のピアノ教室が始まる。
レッスンとレッスンのあいまの5分とか10分とかを利用して
腕立て伏せやストレッチ。べラの5キロのバーベルを片手ずつ上げ下げ。
サルサを1曲踊って体を温めてから、台所へ夕食の準備。

時間は短くても、こまめに「体を動かす時間」を持つことがポイント。
仕事柄、気をつけないとピアノやイスに座りっぱなしで
足、指、首、腰などから、ぞぞーっと冷えが忍び寄ってくる。
ホカロンなどという便利なものはないので、自力暖房。

会社に勤めていらっしゃるみなさんは職場で
「日曜大工」や「壁ぬり」は無理でも、「サルサ」ならできますね!

トイレに行ったふりをして、ひとりサルサ。
お昼時間を利用して、ランチ・サルサ。
また、3時のおやつの時間を利用して、アフタヌーン・サルサなど
楽しい時間を、ぜひ作ってみてください。
あっ、そういえば日本の会社は暖房が入っていて、寒くなかったな。

とりあえず、朝起きたときにご自宅で一曲。
「モーニング・サルサ」で体を温め、お仕事に行ってきてください。
いってらっしゃーい。

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