「くつ下」問題

CIMG3568 新年そうそう、「くつ下」。
それもべラのはきつくした
よれよれの、足の形がほのかに
残っているXXXXLサイズの。
写真をよーく見るとかかとの
辺りが縫い直されているのが
わかる。前はサメにかじられた
ような大穴があいていた。
わたしが捨てようとしたので
怒って日本に持って行き、母に
見せ、縫い直してもらったのだ。

「とみ子さんが、縫いなおしてくれました・・・」
そのつぶやき方が穏やかな分、じわーっとうれしさが内に広がっている感じなので
文句も言えない。
だいたい3センチも穴があいたら、捨てるのがふつうではないか。
「ももは、捨てようとした」
と、恨めしげに言ってくるが、実はちょっと内緒で縫い直してみたのだ。
が、穴が大きすぎて生地がつってしまい
かかとが、丸くなくなってしまったのだ。
「あやややや・・・・・・」
あわててほどいて、もとどおりに引き出しに入れておいたが
まさか、こっそり日本に持っていくとは。
それも、母にいきなり見せるとは。敵もやるのう。

「くつ下を、大切にしていることを、とみ子さんに伝えてください」
と、言葉では言えないベラは、写真に撮って伝えたいと言った。
母に縫い直してもらった靴下は、実はこれ一足でなく、数足ある。
毛糸のレッグウォーマーも買ってもらい、ふくらはぎを暖めることを初めて知った。
「締めつけないから、気持ちいいなぁ~」
と、得意で今日もつけている。
のはいいが、Tシャツにショートパンツにレッグウォーマーって図
ちょっと変じゃないか。日本人はそんな格好しませんよ、と言おうとしたが
外国人なのだから、文化のちがい、で片付けることにした。

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