命燃

【一日一作プロジェクト】「命燃(いのもえ)」を作った(2022年の作品を紹介中)。青空の下、庭の作業が進む。

「玉ねぎが植えたい」

という父の希望で、今年はかなりのスペースを玉ねぎに。白と紫の2種類。はたして。なんせ土が悪いので(砂利&粘土質)どこまでできるか〜。ふと見たら

「網戸にバッタが」

あと2日で、11月だけど。庭は蝶だらけだし。蚊取り線香もまだ必要。晴天が続くので、連日ウッドデッキでカーペットや絨毯、布団などを干している。さて。本日のこの絨毯、実は

「モロッコのカスバ街道にあるティネリールで」

購入したもの。マラケッシュからバスでアトラス山脈を越え、ワルザザートの町へ(7時間くらいかかった)。スマホもない時代なので、紙の地図を頼りに〜。

ワルザザートでレンタカーを借り、カスバ街道を2日かけて、砂漠の町メルズーガへ向かう。その途中にあるティネリールの町。いってみれば中継地点。そこで出会った女性ファティマは

「山岳部の村に住み、年に数回、絨毯を売りに町へ降りて来る」

彼女の作品はどれもすばらしかった。手織りの絨毯は、1枚1枚微妙にちがう。デザインもパターンもバランスも大きさも。私が一目で気に入ったのは、ベルベル人のシンボルが散りばめられた、この赤い絨毯。祝福の図柄。

そして。その時、ガイドをしてくれたお兄さん・アリが、よくよく聞けばサハラウィで大盛り上がり。サハラウィという民族をみなさん、ご存知ですか?

彼らの「西サハラ(サハラウィ・アラブ民主共和国)」は以前はスペインに、現在はモロッコ政府に支配され、自分たちの住む土地、家、暮らしを奪われ、追い出され、反対する者は拷問、虐殺され・・・。さらに、彼らの住む土地には

「『砂の壁』と呼ばれる南北2000キロに渡る防御壁が築かれ」

2000キロですよ!この壁のせいで家族は引き裂かれ、自由に行き来することもできず。ほとんどマスコミにも取り上げらることもなく。隣国のアルジェリアにサハラウィ亡命政府が置かれ、自国に戻れる日を待ち続ける人々。

自らの国、土地、家、家族のために懸命に闘うサハラウィ。そして彼らの戦闘集団「ポリサリオ(西サハラ民族解放戦線)」を支援するデモに、ベラと私は数回マラガで参加。私たちのマンションには

「パレスティナとサハラウィの旗が」

ずっと飾ってありました。ベラは亡くなる3ヶ月前も「病院では死なない。パレスティナでバイオリンを弾きながら、イスラエル軍の銃弾に撃たれて死にたい」と、ドクターを驚愕させていた。

実際、現地入りするグループとコンタクトを取ったものの反対され、そのおかげで、私は彼の最期を看取ることができたのだけど。

今でもこの絨毯を見ると、ファティマやアリの笑顔が思い出され、胸が熱くなる。あれから15年以上経つけれど、彼らがどうか元気で幸せでありますように。家族が再び一緒に暮らせますように。

「命燃(いのもえ)」

「遊異結(ゆいむすび)」文字。命を大切にする社会を強く願って。

みなさま、すてきな1週間を。

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