6.スペイン真夏の教会で結婚式

CIMG0259 CIMG0262 CIMG0308 CIMG0429 CIMG0447 CIMG0283 CIMG0318 CIMG0316 CIMG0326 CIMG0264 「スペインで結婚式」企画
6回目の今日は
「スペイン真夏の教会で結婚式」
を紹介します。

今年は7月まで比較的
涼しかったスペインですが
さすがに8月は暑い~。
それも、今年はどうしたことか
「湿気」がすごく「霧」も大発生。
北スペインでは「あられ」が
降る異常気象。

教会前にある広場。
駐車場からここまで機材を
運んで来るのにすでに汗だく。
いざ、教会の中へ。

暑い。
あついです。
教会というところは冷房も
暖房もないので
夏暑く、冬寒い。
冬の教会コンサートなんて
石造りで足元からしんしん
冷え込んで演奏どころではない。

まだ、暑い方がいい。
と、気をとりなおす。
アンダルシア地方では
女性はこうして折りたたみの
扇子を持っていて涼をとります。
極東の日本からこんな
ヨーロッパの西の果てへと
伝わった扇子文化。
すごいな~。

真っ暗闇の中で音チェック。
わたしたち音楽屋は
搬入&音チェックのため
1時間前には会場入り。
だからまだ教会は
電気もつけられていない。
暗闇の中、ごそごそ電子ピアノ
組み立てたりする。

20分前、やっと電源が入り
同時に扇風機が回りだす。
おお~、ありがとうございます。

額から滝のように汗を
流していたベラ。
「それでもグラナダの教会で
1月に弾いたときよりはまし!」
「どうして?」
「外気は零下でねぇ。教会の中
たぶん5度くらいだった」

そのあと、すっかり風邪をひいて
帰ってきたベラ。
「教会の椅子、ってなんであんなに
冷たいの?おしりが凍りそう。
僕、もう冬の教会は行きたくない」

それから、やめてしまった
冬の教会コンサートの演奏。
お客さんはもちろん
コート着たまま聴いてます。

明かりがついた教会。
この通路を花嫁さんが正面に
向かってまっすぐ歩いて
いくわけです。

そのあいだ演奏するのですが
教会が小さいと通路が短く
「さび」のとこが来ないうちに
花嫁さんご到着に。
逆に大きいと
何回かくりかえしたり・・・

そのへんの臨機応変さが
「プロ」というところですね。
えへん。

段取りは決まってますが
パドレ(神父)が突然
「はい、音楽!」
と突然、予定外の指示を
くださったりするので
式のあいだは進行に集中
していなくてはなりません。

そして神父さんによっては
「はい、音楽終わり!」
と弾いてる途中で
「目線」で訴えてくるので
自然にフェードアウトしたり。

そのへんの臨機応変さが
「プロ」なわけで。
えへん。

にしても8月の教会は暑い
ので、スペインで式をあげるとき
は十分注意してくださいね。

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