愛樹

【一日一作プロジェクト】ワイヤーアート「愛樹(あいじゅ)」を作った。いよいよお隣さんとの井戸端会議も、これで最後に。涙の別れと思いきや

「打上げ&のみの市」

で大騒ぎ(笑)。これぞマラガ。家の中に入ってもらい、何でも持って行ってもらう。もう本当に最後の叩き売り状態。

「荷物、まだこんなにあるの⁉︎」

リビングに広がる品々に(写真)、再び絶句して立ち尽くすお隣さん方。それでもDさんが

「うーん、でもこの間よりはましだね。整理が進んでる」

これでも〜(笑)。なんせハビ吉宅に、全ての荷物を運び込めないので

「友達に少しずつ預かってもらう」「春夏ものは同じ袋に」「秋冬ものはこちらに」

と、けっこう分類に時間がかかる。さらに、作品の梱包もあり、家の中はカオス。さらに「ドタバタ事件」が発生し、その解決に追われ、朝から夜中までフル活動。

「りんごケーキで乾杯しよう」「ももの新しい出発に!」

20年も一緒だった隣さんと、こうしてエレベーター前のスペースで井戸端会議するのも「これが最後なんだなぁ」。さすがにしみじみ。

「はいこれ、みんなからの寄せ書きカード」

読み始めて、思わず胸が熱くなる。なんと出だしの1行目から「No queremos que te vayas(あなたに行ってほしくない=行かないで)」だった。ストレートで温かく、おおらかなマラガっ子。

「世界で1番すばらしいお隣さん!ムーチャス・グラシアス」

ハグをして、頬のキスをして。こんな仲間がいたから、2020年のロックダウン(外出禁止令)も耐えられた。人間らしさを失わずに、笑っていられた。

「荷物、預かるから言ってよ」「よろしくお願いします」「夏物衣類とか扇風機とか」

いろいろ心配してくれるお隣さん方。その横で、古着の着物にギターを抱えて歌い出すLさん。お別れ会でも、とにかく盛り上がる〜(笑)。

「しみじみという文字はない」

スペインの辞書に。たぶんどこのページにも「人生を全力で楽しむ」と書かれているはず(笑)。

「愛樹(あいじゅ)」

ワイヤーアート。「ハート」でもあり「羽」でもあり「樹」でもある。くるくる伸びる愛の芽、すくすく育つ愛の樹。私たちのエネルギーの源。

実はこの井戸端会議の後も、荷物の準備は続く。どったんばったん夜中までうるさいので、下のセニョーラから文句が出るかと思ったら

「えっ、引っ越すの⁉︎」

って、悲しそうに(←廊下で出会った)。15分くらい立ち止まって、思い出話。最後はぽつりと「何でも言い合える人は少なかった」。そうなんかい〜。

人生いろいろ。引き続き問題解決のため、ドタバタは続く。どうやら、旅することになりそうな気配。それも行ったことのない土地へ(汗)。大丈夫なんか〜。引越しがあるってのに。

今年はクリスマス、私には来ないんじゃないか〜(汗)。どうぞみなさま、すてきな1日を。

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