ジャモール

【一日一作プロジェクト】「ジャモール」を作った。いよいよ日本入国のため、PCR検査をしにセントロへ。クリニックに着くや

「日本政府のフォーマットで!絶対にこのやり方でお願いします」

くどいほどくり返す。マラガというのは、とんでもなくのんびり&おおざっぱな所なので(そこがいいんだけど)

「うるさいな、この客、わかってるわい。ったく。なんなん、もう。ん?あれ、えっ、うーん。ちがってるかも〜」

なんてことが、頻繁に起こる。買い物ならやり直しもきくが、PCR検査は入国がかかっているので必死。何かを頼もうと勢いよく詰め寄っても

「トランキ〜ラ、トランキ〜ラ(大丈夫、落ち着いて。大丈夫だって〜)」

と、根拠のない自信で言い切られる(笑)。窓口のお姉さんは「心配ご無用」と断言。待合室へ案内してくれた。10分ほどで検査室へ。歯医者のようなイスに座り

「はい、片方ずついきますね」

別のお姉さんが、細くて長い綿棒のようなシロモノを、鼻の奥に突っ込む。

「ふがふが。んぐぐぐ〜」

不快ではあるが、一瞬なので耐えられる。反対側の鼻、そして喉へ。わずか1分でさくっと終了。クリニックを出てセントロを歩いていると

「テイクアウトのお店を発見」

ふらふらと吸い込まれて行く。プッチェーロ(煮込み料理)と、豚肉のソテー・クリームソースがけを購入。おいしそうや〜。再びバスに乗り家へ。

「どうか陰性になりますように」

手を合わせながら、ビール&ランチ。テラスでひと休みした後は、手荷物の準備。エールフランスは12キロまで機内に持ち込める。基本的に貴重品や必需品なのだけど

「けっこうスペースあるし、まだ8キロ入る」

そこで、稲妻のように「ある考え」が。ぷちぷちもまだたっぷりあるし。やってみるか〜。さっそく予定には全くなかった

「陶器や皿ペイントを梱包」

し始める(笑)。なんでいつもいきなりなのか。機内持ち込み用の小型スーツケースに、数点作品を詰め込み重さを計ると

「15キロ」

あかんやん。3キロオーバー。ここから引き算が始まる。荷を減らしては計り直し、ついに

「11,8キロ」

完璧や〜。これにて、荷物作りは全て終了。達成感いっぱい。なのはいいが

「割れ物なので、気をつけて運ぶ」

という仕事がひとつ増えた。なんとかなるっしょ。あまりに荷物問題をクリアーするのに力を使い果たしたため、コロナにはまるで気がいかない(笑)。

「数は多いし、重いし、さらに壊れ物」

コロナがかすむぜ〜。それより筋トレ、日光浴、30分のシエスタ。自分のスタイル&呼吸を大切に、ゆったりエネルギー充電。

「帰って来たら、泳ぐぞ〜」

うちの前のビーチは、すっかり夏。水着で泳ぐ人々で連日いっぱい。5月から10月まで、長い海のシーズンが続くマラガ。「6ヶ月も海と太陽と一緒」のマラガっ子は、おおらかでたくましい。

「ジャモール」

強い思い、祈り、愛は、私たちの心で「ジャマ(炎)」となる。けして消えることのない、愛という「種火」を大切に。「ジャマ(炎)+アモール(愛)」の造語。

みなさま、すてきな週末を。

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