ピレネー山岳の旅&秋樹羊

【一日一作プロジェクト】拾った葉っぱに楽描き(らくがき)して「秋樹羊(あきひつじ)」を作った。丘の上に立つ「アインサ村」。石造りの城塞都市を

「駆け足で45分で回る」

笑。やっと「カフェテリアもレストランも開いている」この状況で。先を急ぐ私たちはこれから

「軽くタパスをつまんで、ベナスケ村へ」

観光客がテラス先でカフェしているだけで、ものすごい安心感。猫ちゃんもひなたぼっこ〜。この村の周辺には商店街も食料品店も、ガソリンスタンドもお土産屋もあり。

「なんか立派な町だよね。これまでが秘境すぎて」

都会感さえ漂う(笑)。さて。「アインサ村」を出て川を渡り、再び山岳地帯へ乗り込む。

「スペイン(イベリア半島)で2番目に高い『アネト山』」

3404m。その傍らに、私たちがめざす「ベナスケ村」はあるらしい。ハンドルを握るハビ吉が、鼻息を荒くしながら言い放つ。

「そこで、アスファルトの道が終わるんだ!その先にもう、道はないんだよ」

3000m級の山々に囲まれたベナスケ村。ピレネー山脈の最高峰・アネト山に抱かれて。そんな山岳地帯へ?これから?この車で?大丈夫なのか?聞けば、幹線道路が工事中で通行止めのため

「1時間近く迂回して」「ヘアピンカーブの山岳ロード」

を通って行かねばならないらしい(汗)。それでも最初はちゃんと「センターライン」や「ガードレール」があった。それが迂回ルートである山岳ロードに入るや、状況が一変。

「1回では曲がり切れないヘアピンカーブ」「センターラインもガードレールもない」

ものすごいアップダウンの山道(汗)。ハビ吉、頼むぞ〜。さすがに、ぞくり。そんな人里離れた場所でも、途中にいくつもの村がある。

「どんな生活なんだろう」「雪の間は、閉じ込められるね」

ほとんど全ての家には煙突がある。暖炉が。ウエスカ県って「陸の孤島」だらけなんだな。アインサ村から2時間。目の前にうっすら雪化粧をした山々が現れた。

「ベナスケ村だ!」

100を超えるカーブを、見事なドライビングでクリアーしてくれたハビ吉、ありがとう。彼は私よりカーナビ&自分の情報を信頼しているので、道を聞かれることは全くない。

「見て。道路に雪が!!!」

標高がどんどん上がって行く。アネト山。ピレネー山脈の最高峰。はたして、この道が終わる所には、どんな景色が待っているんだろう。(明日に続く)

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