8.わたしたちの心にある聖なる場所

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「カルトン寺院」シリーズ
いよいよ今日で最終回。
ここまで読んでくださったみなさん
本当にありがとうございました。

画を描くとは、
生命を吹き込むこと。
画は、精霊を招き入れる場所。
聖なるものたちの住みかとしての
「カルトン寺院」。

そういうコンセプトで
描き始めましたが
作っていくうちに、この寺院は
「わたしたちの心の中に
ある場所なんだなぁ」
と、思うようになりました。

わたしたちの心にある
聖なる場所。
誰にも侵されない一点。
聖域。

わたしたちはいつでも
「心の寺院」を
訪れることができる。
信号を待つあいだ、
電車や、友人を待つあいだ。
一瞬にして。

そこでは一年中
花や鳥が歌い、夏には木陰
冬には木漏れ日。
庭の泉が、ことことと
永遠の命の水音をたたえている。

わたしたちは誰もが心に
そういう場所を持っている。

このブログを読んでくださる
みなさんにこの小さな画
「カルトン寺院」を贈りたい。

プリントしていつも目に見える
ところに貼っておいてください。
職場に、居間に、台所に、
冷蔵庫のドアでもいいです(笑)

そして、疲れたとき
怒りや悲しみにおそわれたとき
自分にはどうしても
できないと思えるとき
この画の前に立ってほしい。

そこが、扉。
自分の心の寺院に入る。
何者にも侵されない一点。
聖なる場所。

1分でもいい。
深呼吸して、それを感じて。
置かれている状況は
変わらないけれど
不思議な力がわいてくる。
絶対絶命じゃないかも!と
内から声がする。

その力はわたしたち自身が
持っているもの。
その力を思い出す
その力を呼びさますための画。
画は、扉。

精霊を招く場所として
インドでは、床や壁に画を描く。
貧しい女性たちの
自由奔放な画。

彼女たちは気づいているでしょう。
精霊を招くために描きながら
しかし同時に
精霊は外から招くものではなく
自分自身の中にある、
ということを。体感として。

みなさんの心にいつも
平安がありますように!
スペインからお祈りしています。

ここまで「カルトン寺院」を
読んでくださったみなさん
ありがとうございました。

ただ今、次のシリーズ
「画文(がぶん)」を制作中。
8月よりブログに登場します。
どうぞ、お楽しみに!

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