元旦&音

【一日一作プロジェクト】カリグラフィアートの組画シリーズ「音」を作った。元旦はテレビの前で、恒例のウィーン・フィル

「ニューイヤーコンサート」

何が驚きって、ホールの客席が無人。誰もいない。人っ子ひとり。ものすごいインパクト。

「無人のホールで演奏とは」

こんなことが起きるなんて。誰が想像したことか。人生は本当に何が起こるかわからない。改めて

「今日を大切に、今ここに命の限りを注ごう!」

と決意。合掌。した後は、踊る(笑)。ウィーン・フィルの演奏に合わせて。なんという贅沢。ワルツ、ポルカ、マーチ、どれもリズミカルで自然と体が動いちゃう〜。

「新年を踊って始めるすばらしさ(今日の一句)」

気持ちよく踊っていたら、知らぬ間にハビ吉に撮影されていた(←ハビ吉撮影の動画はFacebookにアップ中。よろしければどうぞ)。

「昨夜の残り物で、ランチにしようか」

ハビ吉の「残り物」って、レベル高っ。盛り付けも美しい。お皿を並べようとしたら

「テーブルクロスを変えてから」「昨日のでいいよ〜」「だめっ」

ものぐさな私としては

「シミがあれば、その上に皿を置けばいい」

と思っているので、シミというシミの上に、皿やボトルや飾りを置きたくなる。なんなら、デザートのみかんでも置いておけばいい。

「それじゃ、みかんを取ったらシミが現れるよ」「いいじゃん、当たり〜!って」

私たちに、解決の道はない。さらに。昨夜の残りパンをそのまま皿に乗せたら、トースターの中に戻されていた。うちにはないので、思いつかなかったのだ。

「トースターのパンっておいしいね」「トースターもないの⁉︎」

「フライパンで温めてる」「僕のお婆ちゃんがそうしてた」

お婆ちゃんかい。やっぱりたまに友達の家に行くはいいな。と思う。生活用品や電化製品に囲まれて、便利で、新しくピカピカしていて

「人間の暮らし」

を思い出させてくれる。アトリエ暮らしはもちろん大好きだけど「創作第一」の私の生活は、やはりあらゆる意味で偏りがある。

「人間には、衣食住があるのだ。『創作』より前に」

家庭的なハビ吉と一緒にいると、そのバランスが一瞬戻る。一泊するだけで。「暮らしを愛する」ってどういうことか。思い出させてくれる。

「人間に戻った。ありがとう」

そしてまた、アトリエへ。日常から創作の世界へ。その2つの世界を、私は行き来する。そして。絵の具や廃材に囲まれた作業場へ身を置いたとたん、パチンと意識が切り替わる。

「ここが私の生きる場所。命をかける場所」

そこから、たびたび連れ出してくれるハビ吉、ムーチャス・グラシアス。2021年こそは安心して暮らせる世界になりますように!

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