ひみずふわり

【一日一作プロジェクト】聖獣アート「ひみずふわり」を作った。いつも元気な友人から「精神的に追いつめられパニック障害を起こした」と連絡があり、会いに行った。私たちは

「どうしても越えられそうにない今夜」

を持っている。たとえ、どんなに前向きでエネルギッシュな人でも。周りから見て、幸せそうに見えても。笑顔の下に、孤独や絶望、喪失の痛みを抱えて生きている。

「その『今夜』をなんとしてでも越える。全力で。命がけで」

そのためなら、かっこ悪いこと、見苦しいこと、情けないこと、何でもあり。

「これから先」

なんてどうでもいい。問題は「今夜」なのだ。悲しみ、怒り、絶望。ぽっかりと口を開けた闇、どん底からの

「生還おめでとう!」

友人とグラスを酌み交わしながら、2時間近くおしゃべりをした。最後には、いつもの笑顔に戻っていたけれど、問題の根底はコロナによる失業。負の連鎖は続く。

「どうしても越えられそうにない狂気の夜」

だからこそ。自分の鼓動や呼吸に耳を澄ます。

「私たちを誰よりも応援してくれているのは、私たち自身の命!」

どんな絶望の中にあっても、懸命に鼓動を打ち続ける。休むことなく。私たちを光へ、明日へと追いやる力。もう生きるのがイヤになった時でさえ。

「生きのびられれば全てよし!」

私は友人を思いっきり抱きしめた。ハグが禁止だって?あ、そう。あの「狂気の夜」を乗り越えた友に。今しなかったらいつするの?「死」を考えていたかもしれないのに。

「マイルールが、社会のルールを上回る」

私は「いい大人」「正しい社会人」のお手本にはなれないかもしれない。でも。人間らしく生きたい。湧き出る思いに忠実に行動したい。

「ひみずふわり」

赤と青は、火と水。太陽と月。動と静。生と死。歓びと悲しみ。希望と絶望。暖と寒、出会いと別れ。始まりと終わり。2つで一つ。遠いようで、そこに同時に存在する。

この世の命を守る守護獣「火水羽(ひみずふわり)」。聖獣シリーズ、今年はここまで。年が明けたら、この聖獣たちを使って、一つの大きな作品を作ろう!

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