異結

【一日一作プロジェクト】異なる素材で「異結(いむすび)」を作った。マラガはいきなり夏日になり、なんと28度まで上がった。台所ではオウムが

「鍋に頭を突っ込んで」

水浴びをアピール。オウム用のプールを用意していると、待ちきれずに「飲み水の入ったグラス」にまで頭を突っ込んでいる。

「待って待って!あと5分」

大急ぎでプールを設置。したとたん、中に飛び込むオウム。最初は1人でのんびり。温泉ムード。なので、ほかっておく。

そのうちバシャバシャと羽ばたき。ものすごい水しぶきが飛ぶ。顔もざぶんと水の中。ここでたいてい両羽を思いっきり広げ

「水しぶきかけて〜〜〜」

と誘ってくる。指先で水をはじく、飛ばす。広げた羽めがけて。これを100回くらいくり返す。もちろん床も私もびっしょり。

「ついでに床掃除しよう〜」

モップを手に、踊りながら床をふく。マラガの床は基本的にタイルなので(夏仕様)、床掃除は水モップなのだ。

「びっしょり濡らしても、さっと乾く」

暖かく乾燥したマラガでは、何でもすぐに乾いてくれる。ものぐさ仕様(←私)。日本でこんなことをしたら、家中カビだらけにしてしまいそう。

「日光浴するよー」

オウムを専用カートに乗せ、窓際へ。外に出て行かないよう窓には「手作り網戸」がかけられている。これで空気と直射日光は届けられる仕組み。

「まるで、家そのものが鳥かご」

みたいだけど、セキュリティ優先。羽を乾かすオウムの横で、私も日光浴。今日は久しぶりに一日中、半袖&短パンで過ごした。やっぱ薄着は気持ちいい〜。

「異結(いむすび)」

布、ひも、紙、キャンバス地、フェルト・・・異なる素材、バラバラの色と形が一つに結ばれハーモニーを、一つの世界を作り出す。

「異なるものが集まって生み出すハーモニー」

そこに限りない意味と歓びを感じる。素材は、私たちのようなもの。一人一人異なる個性を持って生きている。ぶつかり合い、重なり、通り過ぎ、寄り添い・・・

「異こそ、豊かさ」

「窓」はどこかを切り取って眺めること。万の見方がある。固定観念に縛られず、個性を、多様性を、豊かさを見つめたい。

今日はメッセージアート。「もも窓」を手に展示会場を回ってほしい。何が見えるかな。展示会でみなさまに会える日を楽しみに。毎日作り続けます。祈りを形に。

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