布ひもリサイクルアート

【一日一作プロジェクト】絵の具がないから生まれた「布ひもリサイクルアート」。春野を舞う十尾を持つ聖鳥「春野十尾鳥(はるのじゅうおどり)」。実は

「春の自由踊り」

にかけてある(笑)自由に踊りたいよー。もちろん散歩しながら踊ることはできる。が、帽子にメガネ、マスク、スポーツウェアの完全装備では、なんとも開放感がない。

今、手にしているものを大切にしよう。たとえばアトリエを占領している、この山のようなあまり布やひも、着ない服たち。

「いい色だなぁ。これが全部絵の具だったらなぁ」

で、生まれたリサイクルアート(笑)家の中は素材の宝庫。「発想の転換」とよく言うが、私の場合もともと転換以前にベースがないので、脳内は常に流動的でオープン。ついでに計画性もない。

「今週は布ひもと戯れよう」

ここから何が生まれるんだろう。最近、朝起きるとまず、アトリエの床に敷かれた真っ白なキャンバス地の上に立つ。卓上ホウキを握りしめて。

「まず床を清める」

ところから、一日が始まる。深呼吸の後、ゆっくりと膝をつきゴミやホコリを払う。2メートル平方あるので

「ちょっとした庭」

を掃除している気分。なんというかこの「儀式的な清め」に、最近たまらなく心洗われている。そして深呼吸の後、いきなり始める。

真っ白なキャンバス地の上を勢いよく歩き回り、バンバン布きれを置いていく。しゃがんだり伸びたり、ひざまずいたり。かなりの運動量。

「今日からマラガは『fase 1』がスタート」

細かい規則はあるが、お店が営業を再開。飲食店もオープン。移動距離も伸び、10人までなら友人とも集まれる。とはいえ、散歩時間は変わらず朝10時前か夜8時以降。

「午後から散歩できたらなぁ。サンドイッチでも持って。昼間の光の下、春野を駆け回りたい」

春の光を全身に浴びながら、草花やそよ風を感じたい。新緑に身をうずめたい。そんな私たちの思いを「春野十尾鳥」に込めて。祈りを形に。

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