百夢(ももゆめ)

【一日一作プロジェクト】今日は青系の布を使って「百夢(ももゆめ)」を作った。布ひもリサイクルアートは、私を新しい世界へと導く。まるで毎日が小さな旅。

「世界中の海と空がつまった」

夢文字。青い地球。自然と平和への祈りを込めて。夢中で青とたわむれた。さて、夜8時ジャストに海辺へ。

「ややや、これはいったい!」

辺りの様子が先週とは一変。さすがに「fase 1」。マスクこそしているものの、友達と集まっておしゃべりする若者グループがそこら中に。慣れない光景にドキドキしてしまう。そして海岸線では

「うわぁあ〜、釣り人天国!」

釣竿を手にしたおじさま達が、10、20・・・うそ。30人も。「fase 1」に移行したたとたん景色が変わる。私個人的にはまだ「0,5」レベルなので

「えーっ、あんなにオシャレして歩いてる」「おっ、ビーチにイスを置いて楽しんでる」「犬を自転車のカゴを入れて走ってる」

なんか、ものすごいバリエーション。そして。きわめつけは

「馬が散歩してる!」

でかっ。それも白馬。海岸から離れた山道の遊歩道を、かっぽかっぽと歩く白い馬。うれしくなって追いかけて行った。

「ブエナス・タルデス」

はあはあ言いながら声をかけると、馬の上からおじさんが振り返った。日に焼けた顔に、土の匂いのする温かなシワが刻まれている。

「ステキな馬ですね。こうして外を散歩したかったでしょう」「本当は浜辺を歩きたいんだろうけど(馬が)まだそこまではね」

正直、緩和の細かいルールはよくわからない。人間のことばかり考えていたけれど、馬はどうなんだろう。マラガでは

「馬は道路や浜辺を歩いていい」

ので、日常的によく見かける。確かにスピードを落とさなくてはならないし、不便なところもあるけれど、誰も文句を言ったりしない。

「馬は生活の一部であり、人生を分かち合う家族や友達」

なのだ。フェリア(夏祭り)の時など、馬達はヒーロー(笑)。思いがけず馬とおじさんに会えて、心がふくらんだ。草花を眺めながら山道の遊歩道を歩く。

眼下に浜辺が見える。海と空が一つになって。なんて美しい星に、私たちは住んでいるんだろう。

「百夢(ももゆめ)」

世界中の海と空の色がつまった「夢」文字。自然と平和への願いを込めて。祈りを形に。

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