鳥と魚の夢玉めぐり

【一日一作プロジェクト】今日は時計アート「鳥と魚の夢玉めぐり」を作った。珍しく実用性あり(笑)時刻がわかる。さて今日のキッチンラボは

「ヨーグルトパン」

数年前に作っておいしかったので、レシピを確認することなく、想像力と記憶力を頼りに始めてみた。

「小麦粉、重曹、ヨーグルト、水」

だった気がする。順番も分量も覚えていない。が、どう考えても

「食べられる物、プラス食べられる物。ならイコール、食べられる物」

じゃないか。と思う。で、結果から言うと、ものすごいものができあがった。フライパンで焼いてみても一向に固まらず、あえて言うなら

「小学生の頃に遊んだ『スライム』」

に似ている。永遠のゼリー状。とでも言うのか。流れるように、フライパンの上で存在するふにゃふにゃの物体は

「どこか神秘的」

ですらあった。が、「食べられそうにない」のは一目瞭然だったので潔くあきらめ、冷凍庫から食パンを取り出し朝食に。

「食べられる物、プラス食べられ物。で、食べられない物ができる!」

その発見に少し感動しながら、今日も朝から「布やひも」の大整理を続けていた。これからあまり布を使って、いくつか作品を作ってみたい。

「いつまで『一日一作』作り続けるの?」

友人があきれながら尋ねてくれた。外出禁止令の引きこもり生活で、いよいよ頭がおかしくなったかと心配してくれたらしい。

「外出禁止令がとけるまで」

のつもりだった。それがどんどん延長されるにつれ、毎日作るのがすっかり自分のペースになってしまったのだ。

「じゃ、5/26まで続けるの?」「いや、それが最近、これが私の『ライフワーク』なんじゃないかと思えてきて」「はぁあっ?」

前には見えなかった、自分の周りにある素材。ペイントしなくたって、展示できなくたって、売り物にならなくたって、いい。今、ここにあるものを使って

「生み出すのだ!」

その神秘に、今の私は毎日触れて生きている。めくるめくような刺激と感動が、強烈に私を突き動かす。

「鳥と魚の夢玉めぐり」

鳥と魚がキスをしている。そうして空と海が出会い、一つに結ばれる。思いを、祈りを形に。

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