【一日一作プロジェクト】今日スペインは「Feliz día de la madre （母の日）」。「ありがとう！」の気持ちを込めてメッセージアート。そして。夜8時ジャストに
「うちの前の海辺へ乗り出す！」
ジャストに一番乗りすれば、まだ人は少ないはず。その予想は見事的中。すばらしい春の夕暮れと、個人的海開き（膝まで海に）が楽しめた。
人が少なかったのは、もしかしたら母の日のお祝いディナーがあったからかも。まだ外出緩和2日目なので、よくわからない。
裸足になって、波打ち際を歩く。波のない穏やかな、そして温かな地中海は「ゆりかご」を思わせる。
「抱きしめられている」
のを、いつも感じる。受け入れられているのを。無条件で。言葉もなく。説明もいらない。長いつきあいの親友のような。その時、アイフォーンがピンと鳴り、見ればハビ吉。
「今どこにいる？散歩してるだろうね」「歩くと1キロ内だけど、走るなら1キロ越えてもいいんだよ。夜の11時まで走り続けてもいい！」
実は7時半頃から「さあ、出かける準備をして」「筋肉が落ちるよ」「暇なんだから動け」「人の話を全く聞かない」
と連続技で、私の重い腰を上げさせたのだ。そして。出かけて本当によかった。人が少なかったのもあるけれど
「心と体がリセット」
された。一瞬で。たった30分の波打ち際の散歩が。それと同時に、意識がすっと明確になった。
「緩和されたこれからが2回戦！」
経済的回復に向けて、これから毎週緩和が進むだろう。「外出しながらコロナと共存」がいよいよ本格的にスタートする。
この闘いは、まだ始まったばかり。9回裏まで、どんな思いがけない展開が待ち受けているのか、どんな結果になるか。誰にもわからない。
今日は作りながら、心の中で天国の母に手を合わせた。私自身は母にならなかったので、お祝いされることはない。とその時、メッセージが。見ればピアノの生徒さんの家族。
「あなたはたくさんの子供たちに、音楽やアートの歓びを教えてくれた『みんなのお母さん』です。ありがとう！」
「今日、あなたにうちの子供たちがキスを贈りたいって」
２つの家族から届けられたメッセージ。まさかのサプライズに、しばし胸が熱くなる。Feliz día de la madre! 世界中のお母さん、ありがとう！
